昨日さいたまスーパーアリーナで行われたRIZIN48。現地観戦とはなりませんでしたが、PPVにて視聴。超RIZIN3で一区切りついたと思われたジャパニーズMM界隈ですが昨日は今後の情勢を含め考えさせられる試合が多かったので毎年大晦日参戦の格闘技ヲタ本能ブログ編集部がレビューをお届けします。
金太郎 vs. 秋元強真
✕(LOSE)金太郎 vs.◯ 秋元強真(WIN)
1R 3分16秒 TKO(レフェリーストップ:グラウンドでのヒザ打撃)
朝倉兄弟がメインを張るJTT(ジャパントップチーム)期待の新星秋元強真。ABEMAの企画で華々しいデビューをし朝倉海とも対戦経験もあるアラン“ヒロ”ヤマニハをKO勝利そのままの勢いでRIZINデビュー戦がまさかのベテラン金太郎選手ということで流石に戦前は厳しいとの見方が大勢でした。しかしフタを開けると打撃でもグラウンドでも金太郎を圧倒。まさかのグラウンドKOという衝撃的RIZINデビューを飾りました。朝倉兄弟を尊敬する秋元強真。リングポーズもまんま朝倉未来!
雰囲気もどことなく似ていますし、本人も試合後のインタビューで朝倉兄弟のパンツデザインをオマージュしたと語る大物ぶり。朝倉兄弟がRIZINを去ったあと一番のニュースターとして期待出来る大物が登場したと思います。
デビュー戦とは思えないぐらいの落ち着きと戦闘力。この試合でも今までRIZINのMMAを引っ張ってきた金太郎選手がこうも簡単に手球に取られると少し悲しくもありますが。。。確実に時代は進んでいるのかもと思う試合でした。
萩原京平 vs. 高木凌
✕(LOSE)萩原京平 vs◯. 高木凌(WIN)
1R 2分39秒 SUB(タップアウト:リアネイキッドチョーク)
週刊誌のDV報道もセンセーショナルな萩原京平選手。
負け先行で負けられない若手、高木凌選手との試合でしたが、、
この負けパターンを何度見たことか。。。いい選手なんですけどね、萩原京平選手。なぜ毎回リアネイキドチョークで負けてしまうのか、高木選手も絶対狙っていたと思います。しかし、高木選手もかなり若手ですし一時代のスターだった萩原京平選手に完勝とも言える内容は素晴らしいの一言です。
井上直樹 vs. キム・スーチョル
◯(WIN)井上直樹 vs. ✕キム・スーチョル(LOSE)
1R 3分55秒 TKO(レフェリーストップ:スタンドパンチ)
新しい時代を告げた最後のマッチはこちら、朝倉海選手が返上したバンタム級もベルトを掛けた戦い。韓国の大御所(奥さんにずっとニンテンドースイッチを買ってもらえないで有名な)キム・スーチョル選手との戦い。UFC参戦経験もある井上直樹選手でしたがイマイチ突き抜けられなかった日々に別れをつげバンタム級のベルトを戴冠しました。
フィジカル的に非常にタフな韓国のベテラン、キム・スーチョル選手を相手に打撃のレフリーストップは井上直樹選手の新しい一面ともいえ素晴らしい試合だったと思います。継続参戦しているキム・スーチョルも日本で大変人気のファイターですし、これかもRIZINを盛り上げてもらえたらと思っています。
秋元強真・高木凌・井上直樹というニュースターが登場する一方で数年前まで、RIZINの主力だった牛久絢太郎、萩原京平、浅倉カンナが次々と敗戦。朝倉未来、朝倉海選手もRIZINを離れてしまい明らかに世代交代が進んだと思わせる興行でした。ジャパニーズMMAも今後も追いかけていきたいですし、こうした新たな強き者がいつの時代も先人を塗り替えるのだと改めて思ったRIZIN48でした。