本能ブログ【東京とカメラといろいろと】

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春の東京駅を丸の内をライカQ3 43で撮影散歩してみた【作例あり】

(Leica Q3 43)

LeicaQシリーズのベストチョイスは間違いなく、Q3 43だ!さじゃんです。開封の儀から、作例の記事を多数投稿させていただくと月間1位のPV頂くほど今では本能ブログの人気コンテンツになったQ3 43関連。

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特に、納期に関するとことであったり実際の作例を乗せると皆さん興味深く見てくださり

今までライカを購入したことが無い層

の方まで見て頂けている実感があります。

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確かに個人的にもファーストライカとして少々値が張りますが(今日現在¥1,100,000 (税込)となっており、M型ライカの価格に迫る勢いになっています。しかし、現行のM11ーPボディが150万オーバーであり、

画角が近い35mmのアポズミクロンを買おうとすると、単品でなんと

136万円!合計すると、287万円オーバーとほぼ300万円のシステムになってしまいます。。。自分はライカのプライシングに悪い意味で慣れてしまっているのでこんな感じかなと思ったりもしますが、300万となると良い輸入中古車も変えますしプレ値でスポロレも買える値段ですから相当ライカのMシステムって酔狂向けにつくられているラインナップだということが改めて分かります。ですから、M型で同じように組もうと思うと300万円近くするシステムがQ3 43だと1/3の価格で実現できるのが、実は最大のこのカメラのストロングポイントだと思ったりもします。

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前置きが長くなりましたが、桜が8分咲きの先週の東京駅をスナップしてきました。夜間撮影の恐ろしさは前回の中野スナップでご紹介していますが、改めてQ3 43の描写性能の凄さを体感して頂けたらと思います。

感度を上げなくても描き切る夜のアポズミクロン

(Leica Q3 43)

今回はRAWで撮影して調整をLightroomでかけています。過度な露出や彩度変更は行っていませんので色復元程度だと考えていただければと思います。東京駅のライトアップです。駅舎の窓のぼんやりとしたガス灯のような優しい光と無機質な奥側のビジネスビルのLED照明の対比が素晴らしい。光源が違うので見え方も当然違うのですが手持ち低照度の環境でこんな夜景を簡単にスナップできるQ3 43の実力の高さを感じる一枚です。

(Leica Q3 43)

次は閉店した直後のアップルの外観です。アップルロゴがLEDサインな訳ですが白白としている光源と店内の木のぬくもり感の対比も今回もしっかり描き分けられているような気がしています。あえて持ち上げていませんがアンダー部の描写も恐ろしいほどされています。

(Leica Q3 43)

三菱一号美術館の夜桜です。標準で搭載されているマクロモードでの撮影でした。ボケも感じも非常に上品で丸ボケが破綻することなく自然に表現されているディテールはさすがアポズミクロンの一言に尽きます。この時期の桜の写真は飽食気味で感動が無くなっている方も多いですが、個人的には桜と何を映すか?桜と何色を合わせるか?が桜写真に飽きないポイントのような気がします。

(Leica Q3 43)

美術館の中に常設されているカフェの桜を外の窓越しに撮ったカメラには辛いシチューエーションの一枚。ライカのカメラにはこうした厳しい状況を描写させたくなるのは自分だけでしょうか?どんな答えを出してくれているのか、撮影後の背面液晶で確認せずにPCに落とし込んだときに確認するようにしてフィルムライクに運用したくなるQ3 43です。この写真も素晴らしく、窓枠の荒廃した金属の質感とアンダー部のレンガのディテールが正確すぎるほどに描かれているのに中の桜や店内の現代感を象徴する家具はとても綺麗に描写できています。何度も言っていますが、

このカメラはAF付きのお買い得M型ライカそのもの

ですから、これからライカのカメラを検討するすべての方の福音になるような1台だと思います。月並みですが素晴らしいと言わざるを得ない性能です。

(Leica Q3 43)

手ぶれ補正も相当効きますし、夜景をこうして散歩しながら撮影したい方にとってもいいカメラだと思います。光の描き方が素晴らしく隅々まで湾曲もなく正確に描ききるこれがライカのアポズミクロンだ!と言わんばかりの写真だと思います。一見普通に見えますがクリックして後ろのビルの窓を拡大してみると驚くほど正確に描写されています。最大開放値がF2.0ですが、6000万画素、手ぶれ補正で手持ちでこのクオリティです。

縦位置の写真も奥行き感が出る描写

(Leica Q3 43)

43mmという数字上は中途半端に感じる画角ですが、縦位置で構えてみても抑えたい画は抑えられる画角です。50mmだともう2歩後ろに下がりたいなーという平面構成でも、立ったいちの視野そのままに切り取れる画角だと思います。(そういった意味ではGRⅲxの40mmも素晴らしい設定ですよね)対して色付けしていないのに、元々の東京駅の光源のお陰でシネマライクというかフィルムライクな描写になるのもM型的な感じがします。自分のようなM型ヘビーユーザーでもこれがQで撮られたものかって写真だけ見たら分からないのではないか?と思ったりもします。高いビジネスビルの奥行き感も表現できているように感じます。

(Leica Q3 43)

こちらは東京駅の新幹線ホームを隣のビルから見下ろした1枚。何本も連なるレールの先行き感とビルの谷間を抜けて、東海道、東北などに分岐する狭い東京感を出せた1枚かと思っています。ホームのこぼれる弱々しい光と奥に見えるビル群の無慈悲なLEDが対比としてギャップがありますしこの角度で東京駅を見ること自体が少ないと思いますので、みんなの知らない東京駅の夜を簡単に表現できるQ3 43はライカのシステムの最強のオールラウンダーだと間違いなく言い切れると思います。撮り手を選ばず楽しい画を気軽に排出してくれる、最後に1台だけ持ち出すならM型ライカを4台持っている自分でも悩むぐらい素晴らしいカメラです。

まとめ

(Leica Q3 43)

今回も作例をメインにQ3 43を紹介させていただきました。カメラから出る画がライカだけ特出しているとは冷静に考えるとない時代です。高画素化の波は国産メーカー特にソニーなんかは相当優秀なセンサーを開発できる能力を持っています。しかし、ライカというブランドが持つ描写エッセンスや撮影体験としてのレンジファインダーなどなど特出すべきクセがあるのもまたLeicaの特許だと思います。従前のQシリーズは28mmという広角過ぎる画角で脱落者を多数生んだこともQ3 43が誕生するきっかけになっと考えると良いトライだったとは思いますが、個人的にはQシリーズすべての画角が今後43mmに統一されてもいいと思っています。悩んでいる方は、間違いなく買って損しないAF(オートフォーカス)付きのLeicaを始めてみませんか?