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お笑い賞レース、一番の見どころはSNSに大発生するお笑い評論家たちだ!

日本のテレビ番組って、お笑い芸人が出演しているケースが結構多いです。
昔は考えられないことでしたが、報道番組もいつの間にか報道バラエティ番組と立ち位置を変え、芸人を配するようになりました。
大卒お笑いサークル出身の高学歴芸人の台頭も影響しているのかもしれません。

朝の情報番組もそうですね。
芸人をキャスティングするだけでなく、そもそも芸人がMCになるという形式は、もう各局当たり前になりました。

なぜこんなに芸人がテレビ番組をジャンル問わず席捲するようになったのか。
それはそもそも日本人が基本的にお笑い好きということもあるのでしょうが、芸人が昔よりも、権威性のある立場になってしまったことも遠因かもしれません。
それが良いか悪いかはさておき……。

その権威性の向上につながった理由としては、これはもう賞レースの存在は絶対に無視できないところです。
『キングオブコント』、『R-1グランプリ』、『THE W』、『THE SECOND』。地上波で大々的に放送される賞レースは色々あります。
中でももっとも権威性が高いのが、『M-1グランプリ』でしょう。

12月21日、『M-1』2025年王者が決まる!ネットも盛り上がる!

2月になったら、「間もなくM-1の時期だなぁ」とぼんやり、そんなことを考えてしまう筆者です。
今年は21日(日)の18:30から生放送と告知されています。
決勝に勝ち進んだコンビをざっと俯瞰したところ、敗者復活枠を除く9組中4組は知らない芸人でした。

『M-1』立ち上げ当初はまだ筆者も若くてお笑いにもかなり前のめりだったのですが、ここ数年はこういうことが本当に多いというか、知らない若手の台頭を『M-1』決勝で知るみたいなことも増えています。
ヤ―レンズなんて、2年ぐらい前に『M-1』決勝でやっと存在を認知したぐらいですし。面白いですよね、ヤ―レンズ。今年の優勝はヤ―レンズだと思います。

さて。昨今のお笑い賞レースは折々に触れて放送され、いずれも人気を博しています。
賞レースは生放送を普通に観るだけでも面白いんですが、個人的にはもう1つ、欠かせない楽しみもあると考えています。

それが在野のお笑いファンによる賞レース評論観察です。

賞レース放送中から、翌々日ぐらいまでSNSに跋扈する、普段全然お笑いの話とか全くしてないような人たちの評論を見かけたことはないですか?
番組のハッシュタグを使ったりなんかして、色々と審査員気分で投稿するというアレ。アレがとにかく、10年ぐらい前から大好きなんですよね。

常々お笑い芸人のおっかけみたいなことをしている人の発信も、そりゃ当然芯を食ってて面白いっちゃ面白いんですが、それよりも生放送をたまたま観てたりしただけの人が、気付くとなんか審査員みたいになっちゃってる瞬間が結構SNSを見るだけでも読み取れちゃう部分もあって。

そういう「おお、審査しとる」みたいに感じられる投稿が流れるたびに、それもひっくるめて賞レースの面白さみたいなものだと認識するようになっちゃったのです。

放送の流れをSNSがリアルタイムで反映する様子がいつ見ても面白く、飽きない…

とはいえ、SNSで感想を発信したり、考察をする人というのは、その全員が目線もしっかりしているわけではなく、見当違いな意見もあるにはあります。
ただ、今って民放もNHKも、オールドメディアと呼ばれる媒体の中の一つとして認知されるようになってきたわけじゃないですか。
そんな時代なのに、『M-1』みたいに毎年恒例の生放送企画として定番になって、フォーマットがフォーマットなやることはずっと一緒。でも毎年決勝進出者の顔ぶれも変わるからずっと新鮮なんですよね。

オールドメディアとされるテレビの中のコンテンツの一つに過ぎない『M-1』が、年末にあれだけ大勢の視聴者から反応されて、SNSでもトレンドになるぐらい話題になる。
これってやっぱり凄いことだし、日本人のお笑いに対する姿勢が割とガチというか、お笑い好きが多いことの証左だと思うんですよね。
テレビにはまだ物凄いポテンシャルが残ってるってことなんだと思います。

みなさんもぜひ、もし今年『M-1』を観る機会がありましたら、チャンネルを合わせつつ、XなどのSNSを開いてみてください。
そこには、その日限りのお笑い評論家たちが大勢、思うがままに評論をぶち上げています。

そしてそういう人たちの普段の発信を見ると、『M-1』についてもお笑いに関しても、ほとんど無縁の生活を送っていることも多いんです。
そういう人たちでもつい即席評論家になっちゃうぐらい、賞レースって凄い引力があるんですよね。きっと。

お笑い賞レースが廃れないどころか徐々に増えている理由が、なんとなく書き込みの熱量やその多さから、きっと垣間見えてくると思います……。