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昭和世代に衝撃が走る!あの一時代を築いたレナウンが倒産

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昭和世代のオジサマ、オバサマには「レナウン娘」のCMでおなじみ戦後日本のアパレル業界を牽引してきたレナウンが倒産した。世間の見方ではコロナショックで倒産との見方があるが元々苦戦を強いられていたようだった。

昭和のビジネスモデルから抜けらないと死の階段へとつながる

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-19年5月に就任会見を行った神保社長(左)と北畑会長は、親会社・山東如意の意向で20年3月に退任に追い込まれた-

実はレナウンは元々経営が傾きかけて中国の「山東如意」という会社に買収されていた。その後も赤字と少しの黒字を繰り返しなんとか経営を続けていたようであったが、百貨店ビジネスの苦戦とシンクロするようにレナウンもゆでガエルのように沈没する泥船のように静かに静かに下降トレンドへ突入してしまっていた。

 

ダーバン(D’URBAN)

アクアスキュータム(AQUASCUTUM)

シンプルライフ( SIMPLE LIFE)

エレメント オブ シンプルライフ(ELEMENT OF SIMPLE LIFE)

インターメッツォ(INTERMEZZO)

エンスウィート(ENSUITE)

アーノルドパーマー タイムレス(ARNOLD PALMER TIMELESS)

 

この中でいいオジサンの自分でも知っているのは、アクアスキュータムぐらいである。しかもアクアスキュータムの存在を知ったのは3年ほど前Supremeとのコラボで知ったぐらいなのである。なぜ、アクアスキュータム以外のブランドを自分が知らないのか?そこにレナウン沈没の原因が垣間見える。

30年ほどラインナップが変わらず主に百貨店に卸す昭和のビジネスモデルだから

にほかならない。裏原宿世代の自分は百貨店で服を買ったことがないし、行ったとしても「イセタンメンズ」だけである。つまり、現団塊オーバー世代の方々で百貨店ビジネスが無双していた昭和のあの時代のブランド達が沈んでしまったと言っても良いと思う。団塊オーバー世代方々だって今やUNIQLOもGUも着るし百貨店デパートに行かなくたってECでも買えるし選択肢がありすぎる時代において「百貨店でアーノルドパーマーを買わせるような昭和のビジネスモデル」から脱却できていない方が信じられないぐらいである。新型コロナウイルにとどめを刺されてしまったという形になったが、レナウンに限らず前回紹介したギャルソンだって個人的には変革を求められるWithコロナの時代に突入したと見るのが普通である。

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オンワード、三陽商会、ワールドも対岸の火事ではない

ワールド

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ワールドと言う会社をご存知だろうか?ワールドは知らなくてもTAKEO KIKUCHI、INDIVIなら知ってるという方も居るだろう。彼らが保有するラインナップはよく見ると百貨店よりはイオンSCで散見されるものに感じる。つまり百貨店よりは現代のビジネスモデルにぎりぎり切り替えられていると感じる。ECサイトも綺麗な作りとは言い難いがレナウンなんかよりは整えられている。

www.wwdjapan.com

コロナの影響で久しぶりに減益のようであるが健闘していると言ってよく、SCにアパレルを買いに来るライトユーザー層を上手に取り込んでいる印象である。

三陽商会

www.fashionsnap.com

三陽商会は5年前にバーバリーとの契約を終了後、大きな柱を失い経営的に厳しい状態が続いている。バーバリーブラックレーベル、ブルーレーベルを知っている人はいると思うが現ブルーレーベルクリストブリッジ(デザイナーはミハラヤスヒロ)を知っている買い続けているという人がどれほど居るのだろうか?やはり、バーバリーという屋号を外したのは大きな痛手となったはずである。

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個人的には好きなショップであるラブレスも三陽商会の傘下であるが旗艦店とも言ってよい代官山店が「コロナ前」に不振がが理由で閉店を余儀なくされている。

www.fashionsnap.coミハラヤスヒロもラブレスも好きなのでコロナを経て再浮上してもらいと願っている。

 オンワード

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言わずとしれた百貨店アパレルの王様オンワード。都内近郊や都市部の方には馴染みが薄いが未だに地方百貨店だと「オンワード」ブランドが強力だったりする。

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女性ならクローゼットに絶対一着はあるであろう、圧倒的数のブランド群。23区、組曲を筆頭に働く女性ならお世話になった方も多いのではないだろうか?改めて見るとすごい数でジャンルも本当に幅広いなと感じる。そんなオンワードも「コロナ前」の昨年秋大量閉店の憂き目にあっている。

toyokeizai.net

国内外2割もの600店に及ぶ大量閉店だった、それだけ元々不振だったのだがやはりコロナショックの影響を色濃く受けてしまい今季の決算は惨憺たる結果に。

news.tv-asahi.co.jp

さらに700店も閉店するとの報道がなされコロナの影響が見通せないので業績予想も発表しないという事態に。

アパレル業界に迫られる変革とは

今回はさんざんネガティブなを書くことになってしまい悲しい気持ちであることはファッション好きとしては間違いなく、衰退していってほしくない分野なのでどうか大企業病に陥らず、ECや業態を変えてでも生き残っていただきたいと考えている。ファストファッションのZARA、ユニクロもしくはハイブランド勢の二極化になってしまうのは消費者にとって選択肢が減ることになり良いこととは言えないと思う。だからって現代の消費行動を

百貨店で試着して雰囲気で買い物を楽しんでもらう

行動変容を起こさせるのはもうアフターコロナにおいては絶望的に無理である。ECも活用しながら、実店舗も形態を変えて有効活用しつつ打開策を見出して頂けたとらと考えている。

元々厳しい環境だった業態を次々駆逐しつつある新型コロナウイルスショック。だからこそ、強いものが生き残るのではなく変化に対応できるものが生き残る進化論に基づき考えるタイミングなのだと思っている。