GAFAがインフラレベルで日本の市民にも定着して久しいですが、Amazonも自分を始めとしてプライム会員となり利用されている方も多いかと思います。実は今日Amazonからあまりに理不尽なメールを受け取ったのでみなさんにご紹介し、物流王者の「闇」の部分も知っていただきたく記事にしたいと思います。
発売日を過ぎても来ない書籍と突然のメール
本能ブログで記事にも幾度となくしておりますので、お気づきの方も多いと思いますが私さじゃん大のロレックスファンでしてROLEXの関連書籍は気になったものを集めたりしています。その中でもウオッチファンが出している「デイトナマニア」「サブマリーナマニア」等々のモデル名が付いたムック本を毎年楽しみにしておりました。
全て買っているわけではないのですが、気になったモデルのものは買っておりデイトナも当然好きなので一番左の11月に発売予定のwatchfan.com 永久保存版 ロレックス 2020-2021 Winterも9月頃に予約しておりました。しかし発売日の11月17日になっても発送通知が来ないなぁとなんとなく過ごしていたら本日(2020年12月16日)約1ヶ月後
の今日こんなメールが突然舞い込んできました。
注文したことを忘れては居なかったのですが、タイトルからしてビックリしました。「ご注文品のキャンセルについて」ですから、自分で間違ってキャンセルしたのかと思って二度見しましたがよく読むとAmazonが「一方的にキャンセル」したとの内容でした。
~平素はAmazonをご利用いただき、ありがとうございます。
お客様にご注文いただきました以下の商品について、予定していた入荷数を大幅に上回るご注文をいただき、ご注文分の商品を確保できないことがわかりました。そのため、やむを得ずお客様のご注文をキャンセルさせていただきました。
Watchfan.com 永久保存版ロレックス 2020-2021 Winter (GEIBUN MOOKS) (ASIN:4863967098) このたびは、ご注文商品をキャンセルする結果となり、お客様にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
今回このような事態が発生しましたことを重く受け止め、今後のサービスの改善に努めてまいります。 このEメールアドレスは配信専用です。ご不明な点がございましたら、下記のURLからカスタマーサービスまでお問い合わせください。~
という内容が。。。言葉を失いますよねw長くAmazonで買い物してきて初めての事態だったので混乱しましたが困ったときのGoogle先生ということで検索してみると、同じ様なケースがそれなりにあるようで。
発注時の自動返信メールは契約締結ではない
全米の皆さんですらおそらくマトモに読んだことがないであろうAmazon利用規約をもう一度読み込んでみました、すると
「当サイトにてご注文いただくと~中略~商品購入についての契約の申込となります。~中略~当サイトから「ご注文のご発送」の電子的通知がお客様に提供されたときにお客様の契約申し込みは承諾され、契約が成立します。」
という文言が。つまり私達が自然にAmazonで行っている「購入するボタン」→「Amazon.co.jpでのご注文というメール着信」の2アクションで我々は注文が通った!と思いがちですが実はそうではなく、
注文を申し込んでも注文の発送通知を客に出さない時点では契約が成立していない
のです。ですから、今回のアクションもAmazon側の視点に立つと、
申込みは受けたけど契約は成立してないし在庫手に入らなかたから送れないわー
というポジションになってしまうのです。こういったAmazonの姿勢に対し、同様のキャンセル被害にあった方々は
・諦めるしか無い
・予約注文を信用しない
・人気商品はAmazonで予約しない
・利用規約的には間違っていない
などの冷静な意見が大多数をしめていました。Amazonユーザーはなんて大人なんでしょうwwwこういった事が起こる原因とされているのが、
・入荷見込み以上の予約を受けている
・在庫管理の甘さ
などが挙げられるようです。天下のAmazonさんがこんなザルな管理体制とは思いたくないのですが、2020年現在こうして自分のように強制キャンセルの憂き目に合うようなユーザーがいる時点で2008年当時から行わている強制キャンセル行為は12年経過した今も企業体質として変わっていない可能性があります。ネットユーザーの意見を総合し個人的な防衛策としては
・Amazonの予約注文信用しすぎない
・発送通知が来るまで商品は(キャンセル)来ないかもしれない
という心持ちで居たほうが今回の自分のようにショックは大きくならないと思います。あえて、今回ひどいなと言う点は発売日から1ヶ月経過してからの連絡だったということ。この1ヶ月の間に一回自動返信メールでも良いので在庫確保中だとかキャンセルに可能性があるだとかユーザーに自主キャンセルを含む選択肢を与えても良いように感じました。
結局3倍の3500円にプレ値が跳ね上がる結果に
定価1200円のムック本がまさかの3500円まで中古品でも値上がり。新品でも、
3500円前後と同様の相場を形成。まさかの、本体
デイトナと同じ2.5倍ぐらいのプレ値
が付いていて笑いました。時計が正規料金で買えないんだから書籍ぐらい定価で買わせて欲しいですwwwなんてご無体な。。。
落語のオチのような展開ですが、読み込んで飽きた方のも少し程度の悪い中古を待ってみようかと今は思っております。
元々は書籍販売から始まったAmazon、オールドユーザーの自分的にもそのイメージはありここまで規模の大きくなった今の姿を想像していませんでした。しかし、本屋さんから始まった企業なら個人的には「書籍販売には格段の力を」と思ってしまいます。街の本屋さんを駆逐するのは構いませんが駆逐するならするで「消費者の購入を下支えする」という吟侍は持っていてほしかったです。12年経っても変わらない企業体質であればこれからは、出版社の直販か確実に入手できる他のECの方が安全そうです。これが今回お伝えしたかったAmazonの「闇」ですが皆さんも同様のケースに遭遇したことがあるでしょうか?予約注文の意味や購入契約のタイミングはもう一度意識されていても損はないように思います。