いつまでもオシャレをしていたい、トモGPです。男子のオシャレへの目覚め、きっかけは人それぞれだと思いますが、男子が身だしなみを気にし始めた時にその大半が最初に興味を示すもの、それは”ヘアースタイル”ではないでしょうか。そしてカッコいいヘアスタイルへの第一歩として必要不可欠なものが整髪料です、今回はそんなお話です。
男性整髪料創世期
2021年現在、ドラッグストアに行くと男性用女性用問わず整髪料と名のつく化粧品は山の様に売られています。もちろん団塊の世代である自分の父親達の若い頃にも、男性用の整髪料というものは存在していました。
子供の頃こんなヘアリキッドが自宅の洗面所にあったことをよく覚えています。今は種類も豊富でワックスからクリームやスプレー、更には仕上がり具合でも細かく分類されますのでその種類はもはや計り知ることは出来ません。ではここまで本格的に市場が拡大してきたのは一体いつ頃からだったのでしょうか。それは自分が思春期を迎えた頃、正にバブル期の景気拡大とともに発展してきたように思えます。
時は1980年代後半、中学1年生になり自分も類に漏れず色気付き始めはじめ、初めて親に買ってもらったて整髪料は株式会社マンダムのギャツビーヘアームースでした。ギャツビーブランドは今でも存在する株式会社マンダムの看板商品です。今はあまり見かけませんが読んで字のごとくホイップクリームの様なムース状で、ムスクの香りで泡の色はほんのりピンク色だったように記憶しています。ムスクという言葉もこの時初めて知り、この香りが当時本当に大好きで、ギャツビーという言葉を聞くと今でも常条件反射的に鼻の奥に香りを思い出してしまう程です。そしてもう一つは上の写真にもあるように、正にバブルの象徴でもある「とんねるず」がイメージキャラクターを務めた資生堂の整髪料、メンズムースです。
今の若い方はピンと来ないかもしれませんが、この様に当時はムース状の整髪料が流行っていたのです。ちなみにこの頃の整髪料のホールド力は"ほぼゼロ"といっても過言ではないくらい弱かったように記憶していますw。
忘れることが出来ないのはこのヘアスプレー、エレーヌです。別名"ダイエースプレー"とも呼ばれ、当時ダイエー系列の店でしか取り扱っていなかったためにその名がついたと言われています。特筆すべきはそのホールド力、他の市販の整髪料に比べて圧倒的に強いそのホールド力により、
当時X (現X JAPAN)をはじめとする多くの(というよりほとんどの)バンドマン達に愛用されていたという伝説のスプレーです。ただ並大抵のシャンプーでは太刀打ち出来ないくらいカッチカチになり過ぎるのと、オバちゃん化粧品の様な強烈な匂いからほとんど使用することなくいつまでも洗面所に置いてあったように思いますw
ヴィダルサスーンがまだ日本で販売されていない頃、当時大好きだった小室哲哉がヴィダルサスーンのヘアスプレーを愛用しているという情報を耳にし、わざわざソニープラザ(現PLAZA)まで足を運び買いに行きました。小室哲哉が大好きだったというそのヘアスプレーの香りはこれもまた強烈でしたが、好きなミュージシャンの愛用しているグッズを手に入れることが出来てとても嬉かったことをよく覚えています。画像が荒くてすみません、しかしネット上にまさかこの商品の画像が残っているとは思ってもみませんでした。懐かし過ぎます!
そして2000年代に入り、ヘアワックスが美容室から一般のものとなり現在に至る様に自分は感じています。
とまあつらつらと整髪料の思い出を語ってきたわけですが、このように今まで数えきれないくらい様々な整髪料を使用してきましたが、整髪料の思い出ってそこには必ずその"香り"もセットになっているように思います。むしろ今では"香り"は整髪料を選択する上での1つの大きなファクターでもあったりするのです。
LINC ORIGINAL MAKERS ヘアバーム
昔懐かしいタイガーバーム軟膏の様なかわいいビンに詰められたヘアバーム、先日自分がお世話になっている美容師さんに教えてもらった整髪料です。
LINC ORIGINAL MAKERS(リンクオリジナルメーカーズ)東京は池尻に旗艦店を持つ”the stuff you can't leave"(あなたの必需品)をコンセプトに、成分にこだわり抜いたスキンケア用品を展開するメーカーです。最近韓国アイドルの影響をモロに受けてヘアスタイルをセンターパートにしているのですがw、少しの束感とツヤを出すのにこのヘアバームが大活躍しています。そしてなによりも香り!こればかりは個人の好みがありますのでなんとも言えませんが、個人的には大ヒットだったのです!
No.997 甘すぎないフローラルで爽やかな香りとレモングラスの刺激が マッチしたフレッシュで魅力的な美しい香り(公式HPより)
No.997というのがこの香りの番号です。商品によって香りはバラバラだったり選べたりすることが出来ます。他の香りは嗅いだことはありませんが、一発で気に入ってしまい、サロンで使ってもらった日にそのまま買って帰ったくらいです。整髪料における香りの第一印象はやはり大切だなぁと改めて思いました。使用感は伸びも良く束感やツヤもちょうど良い感じです、ただどんなメーカーでもヘアバームはつけすぎるとギトギトになってしまうので、分量は自分のヘアスタイルに合わせて調整しながら使っていきましょう。
とにかくこの香りが好き過ぎて、その後オンラインでヘアオイルも購入してしまいました。決して安い価格帯ではありませんがそれだけの価値のある素敵な製品達です。整髪料あるあるではないですが、整髪料って使い切るまえに新しいものに浮気しがちですがw、どうやら今回はリピート確実かと思われます!池尻の旗艦店をはじめ取り扱っているセレクトショップも全国にありますので、どんな香りか気になるかたはぜひ調べて足を運んでみてはいかがでしょうか。