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安倍晋三首相が銃撃により死去。戦後日本の”政治家と襲撃”を振り返る【自民党】

日本国民にとって世界にとって衝撃的なニュースから早いもので3日が経とうとしております。安倍晋三元首相が元自衛隊員の男によって銃撃を受け亡くなりました。

イギリス国営放送BBCにも社説で取り上げられ、今回の事件が日本の政治と国民にとって大きな転換点になるだろうと述べています。大変ショックな事件でしたが最も個人的に驚いたのが今回使われた銃が”ハンドメイド”だったこと。日本の銃犯罪は非常に厳しく規制されており銃犯罪自体が年間10件以下だと言われていて、警察も国民も銃犯罪というものから程遠い生活を先日まで送っていた感覚だったことは否めないと思います。

元海上自衛官が経験をもとに手製で銃を作り発射するという前代未聞の犯人像だったことも国民を驚かせませした。

いわゆる”無敵の人”の犯行ではない

 

論破王こと2Chのひろゆき氏もアベマプライムで述べていますが、「本気でやろうとする人を止めるのは容易ではない」と。過去にも日本で起きたいわゆる”無敵の人”(秋葉原殺傷事件、京王線無差別殺傷ど)ではなく

明確な殺意を持って無差別ではなく用意周到に安倍首相を狙った

事件といえ、”誰でもいいから殺したかった”という通り魔的な事件ではなく思想や動機の有無は一旦置いておくとしても明確な意思を思ったテロ攻撃に近いと考えています。

戦後の主な政治家襲撃事件

こちらの写真は優れた報道写真に贈られるピュリッツァー賞を受賞した写真です。撮影日時は1960年昭和35年に起きた「浅沼稲次郎暗殺事件」です。非常にショッキングな写真ですが犯人は学生服を着ており当時17歳。刺された浅沼稲次郎氏はこの事件で亡くなりました。こうした事件は日本で多くはないものの発生してきた歴史があります。

長崎市長だった伊藤市長が銃撃され亡くなったのを最後に大きな事件は起きていなかったのですが、残念ですが今回の安倍首相の事件が起きてしまった形になります。逆に言えばこれだけの事件しか戦後70年の間に起きていないわけですから、警備体制の不備と言ったりする意見もありますが正直に感じることは

要人が銃撃される想定は正直されていなかったのではないか

という事だと思います。

残された私達が考えるべきこと

犯人像や動機がすべて解明されている訳ではないですし、今回のような凶行に及ぶ人間の気持ちなど分かり得るはずもないのですが今回の安倍首相の事件を受けて考える事はどのようなことなのでしょうか。先程の同じAbemaプライムの番組の中でひろゆき氏が

このような人間をゼロにするのは難しいので少なくしていく工夫が必要

孤立する人間を増やすとこのような凶行に走る人間が増える

と。確かに簡単なことではないのですが、家庭環境の問題から特定の宗教団体に恨みを持つようになり安倍総理との関係を逆恨みしての犯行だったと伝えられています。無差別テロではなく、安倍総理をピンポイントで長い時間をかけ狙うような人をどうしたら減らせるのでしょうか?政治家が同じ文言を並べて言う「民主主義への挑戦」などではなく個人的な思念でここまでの事を行う人間がこの令和の日本で生まれてしまったのは、辛いですし直視したくない事実かもしれませんが受け止めなければならない事実だと思います。

在任中は様々なスキャンダルも報じられた安倍総理でしたので反感を一部の方から買っていた可能性はあるものの、行き過ぎた安倍批判的な報道や情報が増幅しSNSが一定の悪影響を与えたのではないかと考えてしまう部分もあります。公人ですし一国の宰相ですから、批判の的になることももちろん多かったとは思いますが暴力によって亡くなると言うのは民主主義国家としてはありえないことで残された私達は、

一方的に情報を飲み込むのではなく多角的に情報や政治を判断

する必要がことさらあるように感じます。昨日の参院選も与党自民党が圧勝したようですが、政治参加に興味が薄いとされる我々日本人とされますが今回の事を契機に考えるきっかけになればと個人的に思っています。