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新型コロナ再拡大!感染者数のトリック「みなし陽性」ってなあに?【オミクロン株】【BA5】

収束しそうでなかなかしてくれない、新型コロナウイルス。こいつとの戦いも医療関係者の自分から見てもそろそろ終盤なはずなのにBA4だとかBA5とか結構しぶといなと思っている方も多いはず。ここにきて東京都も過去最高水準の感染者数ということで、

7月下旬には3万人という天文学的数字に到達。しかしここである疑問が。。。3万人もの陽性者数が居たとして一体

・何人の方がPCR検査を受けたのだろう?

・陽性判定率が3割だとしても10万人も一日に都内で検査を受けた?

ということなのです。地上波放送やネットメディアに流されてる「本日の東京都の新規感染者数は○万人」ですという、天文学的数字に耳も心も慣れてしまってなんにも思わなくなっているのは自分だけではないとは思うのですがどう考えてもPCR検査数と陽性者数が合わない気がしていたのです。

一日の新規感染者数が30000人を記録した7月下旬頃の東京都のPCR検査数です。多くても45000人程度の検査数に対して陽性者が30000人。自分の感覚とだいぶずれていました、検査した殆どの人が陽性ということも偏差的にはないことはないと思いましたが一日の検査できるキャパシティ自体がこれぐらいが限界であり『PCR』以外での判定方法がないと毎日毎日一万人以上の陽性判定は難しいのではと思っていました。

メディアがあまり報じない”みなし陽性”

 

オミクロン株が本格的に流行のした昨年末〜今年の初頭において東京都をはじめ20都道府県が”へのみなし陽性という判定方法用いることがアナウンスされました。まず自治体にこうした動きがあったことをどれだけの人が知っていたのでしょうか。自分は医療関係者なのでこうした情報は医師会から定期的に情報提供されるので一般の方よりは認知する機会は多く、

PCR検査無しで陽性者としてカウントするステージに来たんだな

と感じていました。みなし陽性の要点をおさらいすると、

 

Q どうやって、みなし陽性と判断するのか?

A 感染者の濃厚接触者に発熱などの症状があったとき、医師がオンライン診療などで感染者と判断する。厚生労働省が1月24日、感染者急増で検査に時間がかかる地域で、みなし陽性を認めることにした。正式には「疑似症患者」と呼ばれる。

 

Q 全ての濃厚接触者が対象なのか?

A 同居家族が主な対象だ。厚労省は「感染者と同居している人に症状が出れば、感染している確率がかなり高い」としている。みなし陽性者は感染者として集計され、検査で陽性となった感染者と同様、保健所による健康観察などを受ける。

 

Q 療養期間はどのくらいになるの?

A 通常の感染者と同じで、発症した翌日から10日間だ。症状がなくなってから72時間たっていれば日常生活に戻れる。

 

Q みなし陽性の割合はどのくらいか。
A 東京都は先月29日に運用を始め、今月9日は632人だったと発表した。この日の新規感染者の3.5%にあたる。都のほか神奈川県や千葉県、大阪府などで導入されている。

ー東京新聞、2022年2月ー

つまり、オンラインや遠隔で医師の診断によって症状分類的にオミクロン株が疑われた場合はみなし陽性として扱うというもの。長野県の出している図が分かりやすいので添付します。

ー2022年 長野県策定 新型コロナウイルスみなし陽性ー

濃厚接触者や同居家族が罹患した場合、PCR検査を受けずとも症状診断だけでコロナウイルスであると判断されるとPCR検査を大きく超えての新規感染者数が膨らむ事はこの制度から想像できると思います。先月から今月にかけての数字的な意味での感染爆発は、みなし陽性者を多く含むものであるということが言えるかと思います。地上波メディアはこの事実を大きく報じず、何かの通過儀礼のように毎日のように”新規感染者数”の増大だけを煽る報道を垂れ流しています。

未確認のみなし陽性患者も相当数いると推察

2022年8月19日現在、検査陽性者数は1588万人オーバーで日本人の10人に一人以上がコロナウイルス罹患経験者ということになります。ですがこの数字はあくまで”PCRであれみなし陽性であれ医療機関で確認された数”であり、無症状の患者や無症状の同居家族は含まれおらず個人的な推察で申し訳ないですが実数は3000万人を超えているかもしれないと考えております。風邪に類似した症状も災いして、仕事に穴を開けられない開けたくない人たちが馬鹿真面目にPCR検査をすべからず受けに行くとは医療関係者としては現実的だとは思いません。となると本当の意味でのコロナウイルスの広がりはこうした報道の遥か上をいっているものだと認識するのが正しいのかと思っています。

今回のお盆休みを経て確認できる実数がどれだけ増えるのか心配ではありますが、行動制限をするほどの状態にないとコロナ分科会や政府が現状判断しているのでデルタ株以前の強い毒性は少なくなっており入院者の数や病床使用率も2年前ほどではないのかもしません。ですが、今回のオミクロン株BA5であってもワクチンを打っていても患者さんによって重症化する事態は変わっておらず”コロナは終わった”とノーガードになるのは流石に早いかと思います。ウイルスの流行は歴史的に病原性・毒性が弱まり代わりに感染力・伝播力が強まっていく傾向にはあります。(過去の感染症の例ですと)ですが、新型コロナ自体の成り立ちがそもそも今までのウイルスとは違うということを忘れずにこれからも感染対策を続ける必要はあると思っています。コロナの報道に関しても今回お伝えしたようにメディアも不思議に偏向報道するように感じられますので多角的に考えて消化していただけたらと思います。

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