無敗の伝説vs路上の伝説は衝撃的な結末でした、さじゃんです。昨日行われた格闘技イベント超RIZIN&RIZIN38。超RIZINはメイウェザーvs朝倉未来がメインカード、RIZIN38はアメリカMMA団体Bellatorに参戦中の堀口恭司vs金太郎でした。どちらも番狂わせはなく下馬評通りの結末でありましたが、格闘技好きが多い本能ブログ編集部ですので今回のPPVも購入しリアルタイムで視聴しましたので観戦記を書かせていただけたらと思います!
ボクシングルールに勝負論はあったのか
3分3ラウンドボクシングルールのエキシビジョンマッチ(二人の格闘家としての戦績に影響しない)として行われた今回の対戦。スタートする前から
朝倉未来圧倒的不利、メイウェザー圧倒的有利
と言われておりましたが自分の観戦した感覚だとメイウェザーが予想以上に朝倉未来の攻撃を被弾していた印象があります。しかし違う見方をすると
1Rは完全にメイウェザーが様子を見ていた可能性も
あるかもと。つまりいつでもフィニッシュできる状態にあったのに”ショー”として2Rまで持たせたのかもと。つまり試合自体が常にメイウェザーのコントロール下にあり朝倉未来も観衆もレフリーもセコンドも全て騙されたと言ったら大げさですがメイウェザーという司令塔にすべてを掌握されていたエキシビジョンだったと思います。即日朝倉未来は自身のYou Tubeチャンネルを更新し、素直に強かったと認めています。
試合直後の記憶がないようなコメントもありましたが、顔に傷もなく元気そうな姿を見せていて安心しました。ですが頭部へのダメージによって記憶がなくなる状態というのは医学的には危険であり病院に行ったというのは心配ではありますが検査結果が何事もないことを祈ります。メイウェザーも最後のフィニッシュブローは狙っていたものではなく2Rで与えたダメージの蓄積ではないかと分析しております。
メイウェザーはヒールとして現役時代も振る舞うような感じを見せますが、実は試合後対戦相手のメンツを潰さないようにするRespect精神が強いファイターの印象があります。圧倒的勝利なのにも関わらず言葉を非常に選んで発言する彼からは繊細さすら感じます。作られたメイウェザー像と全く違う人間性が垣間見えるのが彼が引退後も世界中からエキシビジョンのオファーが絶え間ない理由なのかもしれないと思いました。
朝倉未来にとっても生涯初KO負けがメイウェザーだったことは誇って良いと思いますし、戦前の予想よりは相当善戦した印象を世間や格闘家関係者に与えられたと思っています。勝者も敗者も無いはずのエキシビジョンですがここまで勝負論が議論されること自体”朝倉未来”というファイターに日本中が期待したというのが事実として残り、MMA選手が初ボクシングに挑んだ結果こうしてたくさんに人に様々な影響を与えたことが個人的には勝負論よりも素晴らしいことではないかと思っています。
ごぼうの党奥野氏”花束問題”は運営側の責任か
これだけ素晴らしい試合を展開したにも関わらず日本中から大バッシングを受けている奥野氏の花束投げつけ問題。興行途中に社長自ら謝罪する異例の展開に発展しました。
実はプロ野球の始球式同様、こうしたセレモニーが
入札方式で金で買える
ことをご存知でしょうか。今回の奥野氏も400万円オーバーとも言われているNFT観戦チケットを購入し花束贈呈の権利を得たと言われております。つまり、RIZIN側が選定した人物が花束贈呈をしたのではなく、
売名行為、売名目的で花束贈呈の舞台を選んだ
可能性が出てきたと言うことです。一見RIZIN側は被害者のように見えますが(榊原CEOがやや他人事のように謝罪していのが気になりましたが)実はシンプルに
花束贈呈の人物像の身辺調査を怠った可能性
があると言うことになります。この点は論破王の”ひろゆき氏”も指摘しています。
日本で泡沫政党を作るには迷惑行為を積み重ねた方が上手くいく。
— ひろゆき (@hirox246) 2022年9月25日
という実例を有権者が作りました。
泡沫政党の党首をやりたい人は迷惑行為をして耳目を集めるというのは、今後も続くと思います。
〉ごぼうの党・奥野代表 メイウェザーへの〝花束投げ捨て〟で炎上 https://t.co/JWVAVNawcS
奥野氏の狙いがどこにあったのか、未だに分かりませんがひろゆき氏の指摘も一理あるように思います。先の参院選では奥野氏の思うような結果が出なかったごぼうの党ですから、炎上商法で影響力を得ようとしたのではないかと思われても仕方ありませんが今回のような炎上で政治政党の支持率が上がるとは到底思えないので行動自体が謎としか言いようがありません。
ですが独自に考察すると奥野氏は
ヒールであるメイウェザーに無礼を働いても一定数の支持が得られる
のではないかと考えたのではないかと思います。メイウェザーの私生活は良くも悪くも派手で成金富裕層を地で行く感じです。低所得者層や労働者階級の方で社会に不満を持つ方々からすれば”共通の敵”とも言える姿を地で行くのがメイウェザーなのではないかという考察によって”富裕層の敵ですよ”と言ったブランディングで彼らを敵視する層からの支持を得られると考えたのではないかと思いました。あくまで私さじゃんの邪推にはなりますが。それ以外にメイウェザーに無礼を働く理由がどう考えても見つからないのです。実業家であり影響力を持って政党を盛り上げて行こうと思う人間であるならば今回の行動も自らの口で説明すべきだとは思うのですが、続報を待ちたいところではあります。
という訳で試合以外も色んな意味で盛り上がりを見せた超RIZIN。個人的には朝倉未来選手の復帰を楽しみしていますしメイウェザー氏がまた日本で戦ってくれることを期待しております。格闘技って素晴らしい!年末大晦日のRIZINも参戦したいなーという明るい気持ちで今回の記事閉じさせていただきますw