2022年9月に開催された朝倉未来VSメイウェザーや花束投げ捨てなどで話題となった超RIZIN+RIZIN38には参戦できませんでしたが、それから約10ヶ月。また、Bellatorとの同時開催は2019年12月のBellator Japan依頼3年7ヶ月ぶりとなった超RIZIN2。年末のRIZIN40でBellatorとの対抗戦に出ていたAJマッキーや朝倉海とタイトルマッチを行う予定だったアーチュレッタが出場するなどとても期待が高まっていた超RIZIN2でしたが、怪我の欠場などで直前にカードが変わってしまい、開催前に非常にバタバタしていた今回。なんとVIP席が取れてしまったので初めてのVIP席参戦をキメて参りました。
このあたりの格闘技興行の難しさについてはこちら↓
Bellatorパート開始
今回はBellatorとしての試合が開催されるということもあり、アメリカの放送に合わせて12時ぴったりに開演。
第1試合 アンドレイ・コレシュコフ ロシア vs. ロレンズ・ラーキン アメリカ
コレシュコフは元Bellator世界ウェルター級王者、ラーキンは19年12月のBellatorとRIZINの対抗戦で中村K太郎と対戦し3-0の判定勝ちを収めています。両者は3年前に対戦しており、前回はラーキンが勝利しています。
試合はお互い決定打はなく、判定2-1でアンドレイ・コレシュコフの勝利。4年ぶりの対戦で雪辱を果たしました。
リングサイドでは榊原社長とベラトール会長のスコット・コーカーも観戦
第2試合 マゴメド・マゴメドフvs.ダニー・サバテロ
マゴメド・マゴメドフはタゲスタン系のファイターで2022年12月のバンタム級GPで準決勝敗退。 ダニー・サバテロは堀口と同じATT所属で同じくバンタム級GPの準決勝で敗退しており、どちらも勝ってタイトルへの足がかりにしたいところ。
試合は1R 3:55 ギロチンチョークでマゴメドフの勝利。試合後タイトルマッチへの挑戦を希望しています。
第3試合 渡辺華奈 vs.ヴィタ・アルテイガ
渡辺華奈は2019年12月のベラトールとRIZIN対抗戦で勝利し、その後ベラトールに参戦。2022年5月には女子フライ級2位の選手に勝利し、現在ベラトール女子フライ級ランキングでは3位。ベルト奪取に期待がかかります。
対戦相手の7位のヴィタ・アルテイガは2019年にはタイトルマッチでドクターストップで惜しくTKO負けとなるような実力者。現在ランキング7位でここで勝利してベルト戦線に名を上げたいところ。
ヴィタ・アルテイガのパンチがクリーンヒットする場面も多くヒヤヒヤした試合展開。渡辺華奈も何度もテイクダウンしますが極めきれず。
フェンス際やグラウンドでの攻防も膠着状態が続きお互い決め手を欠いたまま3R終了。 判定3-0で渡辺華奈の勝利。
第4試合 堀口恭司 vs. 神龍誠
DEEPを主戦場に18歳でチャンピオンになり2022年にはRIZINで所英男に勝利。アメリカのCFFCフライ級王座決定戦でも勝利し、2023年5月まで10連勝と勢いに乗る神龍誠
言わずと知れた史上最強のmad in Japan。ベラトールバンタム級に続いてフライ級のベルト獲得のチャンスです。
Bellator世界フライ級タイトルマッチ(初代世界フライ級王座決定戦)ユニファイドルール フライ級契約 5分5Rとして組まれたこの試合。お互いに向き合い、間合いをはかります。
が、開始25秒のファーストコンタクトで堀口の指が神龍の目に入るアクシデント。1R 0:25でアイポークによるノーコンテストとなってしまいました。
ベラトールで初めて創設された男子フライ級のタイトルマッチが日本で開催され、日本人チャンピオンが誕生するはずがまさかの一瞬でノーコンテスト。とても残念でしたが、神龍選手の目は見える状態じゃなかったということで、早い時期に再戦が決まることを期待します。
残念そうに退場する堀口選手
神龍選手は目を冷やしながら退場。どちらも無念さがにじみ出ます。
第5試合 パトリッキー・ピットブル vs. ホベルト・サトシ・ソウザ
BELLATORライト級グランプリ1回戦
ユニファイドルール キャッチウェイト73.0kg契約 5分5R
AJマッキーの欠場により急遽サトシの参戦が決まったこの試合。
パトリッキー・ピットブルは年末のベラトール対抗戦でクレベルと対戦し、同時開催された超RIZIN2で鈴木千裕選手と戦ったパトリシオ・ピットブルの兄。現在ベラトールMMAランキングフェザー級1位とPFPでも1位というベラトール最強の選手。AJとの試合が見たかった!
対するホベルト・サトシ・ソウザ選手はRIZINライト級のチャンピオン。試合もなくBBQしていた時に連絡があり試合を引き受け、そこから体重も10キロ近く落とさないといけなかったため準備も満足にできない状況での参戦。この試合を成立させるためにすべてを引き受けた漢でもあります。
両者向かい合って試合開始。
試合は3RにパトリッキーのカーフキックからのパウンドでTKO勝ち。
試合後にサトシが1Rに手を骨折してしまい、力が入らない状態だったことが判明。パトリッキーがタックルをするすると切っていくので、テイクダウンディフェンスやべえと思っていましたが、そもそもがっちりクラッチすることができない中戦っていたのですね。急遽出場のリスクが近著に現れた試合だったように思えます。
これでパトリッキーがグランプリ準決勝進出を決めました。
以上5試合でベラトールパートは終わり。AJの欠場で期待するしかなかった日本人対決のタイトルマッチも流れ消化不良といえば消化不良でしたが、ベラトールの公式戦を日本で行うことができたことは非常によかったんじゃないかと思います。
このあと約1.5時間の休憩を挟み超RIZIN2パートが始まります。
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