前回の超RIZIN2 RIZIN観戦記パート3からの続きです。
鈴木千裕の試合から興奮冷めやらぬまま15分の休憩をはさみ、タイトルマッチ3連戦へと続きます。
第6試合 伊澤星花 vs. クレア・ロペス
女子スーパーアトム級タイトルマッチとして行われるこの試合。
前回RENAを1Rで撃破したクレア・ロペスを王者として迎え撃つ伊澤星花がどのような試合を見せるのか楽しみです。
伊澤星花入場
クレア・ロペス入場
このスーパーアトム級のベルトを掛けた戦いが始まります。
試合開始早々に積極的にタックルにいく伊澤星花
気づけば1R1分4秒でフロントチョークによるタップで伊澤星花の勝利。
強い。強すぎる。対戦相手を探してくるのも大変なようではやこのクラスに的はいないんじゃないでしょうか。
第7試合 フアン・アーチュレッタ vs. 扇久保博正
朝倉海の怪我により漢気参戦となった扇久保とアーチュレッタとのバンタム級タイトルマッチ。バンタム級タイトルマッチ。過去にアメリカで一緒に練習したこともあるという間柄でファイトスタイルも似たような二人。グラウンドに漬け込むレスリング対決です。
扇久保博正入場
オギちゃんはリングサイドが長め。
フアン・アーチュレッタ入場
相変わらず入場が早くていい。
試合開始
ベテラン同士の対決となりました。扇久保の戦績も負けてません。
いよいよ試合開始です。
アーチュレッタのタックル
グラウンドでの攻防。漬け込み合う時間が続きます。
コーナーにも漬け込みます。
そんなこんなで、見せ場という見せ場もなく漬け込みあったまま3Rが過ぎ、判定へ。
判定はやはりアーチュレッタ。派手ではないですが、現実にMMAの勝ち方を知っている戦い方でベルトを手にしました。
第8試合 朝倉未来 vs. ヴガール・ケラモフ
そして最後にメインイベントフェザー級タイトルマッチ。朝倉未来 vs. ヴガール・ケラモフ。クレベルの減量失敗から紆余曲折があってタイトルマッチとなったこの試合。朝倉未来もこれまで戦った相手よりあきらかに強い選手との対戦ですし、ケラモフにとってもタイトルを取れればアゼルバイジャンで国民的英雄になれるとあってお互いに負けられない戦いとなりました。
ヴガール・ケラモフ入場
朝倉未来入場
同い年で体格もほとんど変わらない二人。ケラモフかわいいんだよなぁ。
ベルトもお披露目され、いよいよタイトルマッチ。
試合開始
お互いの間合いを測る緊張の一瞬。
お互いにフェイントの応酬でタイミングを見計らってましたが、朝倉未来はカウンターを狙っているのかキックキャッチからのタックルを警戒しているのか何も手を出さないまま。一瞬の隙をついてケラモフが片足タックルに成功。
それを離すことなくそのままテイクダウン。
ロープから出た部分の処理について今大会では審判が多くついており、審判が押したから首に手を回せたとかいろいろ話題に事欠きませんが、そのままリアネイキッドチョークで1R 2分41秒 タップアウトでケラモフの勝利。朝倉未来は攻撃もほとんどすることなく負けてしまいました。
コーナーに登り勝ち名乗りをあげるケラモフ
茫然自失でうなだれる朝倉未来とそれを見つめる弟の朝倉海。
海外からの選手がどんどん参戦するようになり朝倉未来が強かったのは国内選手相手だったからなのか、このまま海外選手には通用しないのか、これで終わることなくこれからの奮起に期待するところです。
ベルトはケラモフの元へ。おめでとうケラモフ。
超RIZIN2まとめ
VIP席でみることとなった超RIZIN2。怪我などでカードが急遽変わったりしてしまった割に興業的には十分がんばった大会だったと思います。Bellatorの公式戦も見ることができたり個人的にも十分楽しめた大会でした。しかし、ベルトが2つ海外選手の元へと渡り、これまでコロナで海外からの選手がいない中、国内選手中心で争っていたRIZINもいっそうのレベルアップを図らないといけない状況になりました。元谷や牛久がATTに入ったり、練習環境も海外に求める選手も増えてきているのでこれからのRIZINに期待です。