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2023大晦日”RIZIN45”参戦記~3【ライジン45】

RIZIN45参戦記其の3。前回からの続きです。

 

第9試合 太田忍 vs 芦澤竜誠

芦澤竜誠入場。今回はナマズじゃなくぶっとんだ歌で入場。ほんと気持ちよさそうです。MMAの練習をしているとはいえ、まだ初心者。経験もフィジカルもまったく敵わない太田忍を指名するとはかなり無理のある試合に望むことになりました。

 

太田忍入場。

太田の圧勝と予想されている状況で余裕が感じられます。逆に万が一にも負けられない試合となります。

 

試合が始まって太田は難なくテイクダウンに成功。さすがにタックルが早いです。

 

芦澤もガードにまわりますが、そのままダースチョークで絞められ、抜けたところをパウンドで1R 2分21秒 KO。抜ける前にチョークで落ちていたようです。

 

まったく余裕の勝利でもう一試合できそうな太田。試合前はお互いにやりあっていましたが、芦澤もMMAをちゃんと練習していることを認めているようでした。

第10試合 元谷友貴 vs ヴィンス・モラレス

ヴィンス・モラレス入場。朝倉海のスパーリングパートナーとして来日していたところ、元谷の相手として緊急参戦。ベラトール出場経験もあり、UFCでも8戦しているとても強い選手です。

 

元谷友貴入場。RIZIN45のポスターに顔は出ていましたが、なかなか対戦相手が決まらなかった元谷。前回の朝倉海戦後、堀口のいるアメリカン・トップチームの所属選手となり進化が楽しみですが、いきなり強敵との戦いとなります。

 

個人的に元谷推しなので海外での修行の成果を楽しみにしていました。

 

しかし、打撃の圧力はヴィンスのほうが一枚上手に見えます。元谷もしっかりガードしてクリーンヒットはもらいませんが圧力からコーナーに追い詰められる時間が多くなります。

 

元谷も隙をみてテイクダウンに成功し、グラウンドでは上になったりチャンスもありました。

 

 

しかし、試合は3-0でヴィンス・モラレスの勝利。元谷は残念でしたが、MMAの試合としては打撃もグランドもとてもレベルの高いものを見ることができました。

 

JTTのチームと。ヴィンス・モラレスのサイズ的に今後もRIZINで戦ってくれることを期待です。

【試合結果】にゃんこ大戦争 presents RIZIN.45 第10試合/元谷友貴 vs. ヴィンス・モラレス - RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト

 

第11試合 扇久保博正 vs ジョン・ドッドソン

ドットソン入場。いつも通りタートルズ。

 

扇久保博正入場。吉田拓郎の落陽は何回も聞いてすっかりオギちゃんの曲として聞き慣れてきました。

 

試合前にはドットソンは自分のようなタイプに負けていると話していた扇久保。バンタム級グランプリ優勝後は堀口にボコられたり、漢義参戦でアーチュレッタにやられたりと強豪との試合がつづいていましたが、そろそろ勝利がほしいところ。

1Rからオギちゃん節炸裂。がっちり漬けていきます。

 

マウントポジションを取る時間帯もあり、有利に試合を進めました。

 

打撃で勝負したいドットソンをコーナーにも漬けまくります。

 

そしてやってくれましたオギちゃん。これぞ最高の塩試合。ドットソンを漬けまくって見事3-0の勝利。これを待っていました。おめでとうございます。

 

第12試合 スダリオ剛 vs 上田幹雄

 

上田幹雄入場。RIZIN初戦に高坂剛相手に負けはしたものの、その後2試合は1R KOで連勝しています。

 

スダリオ剛入場。SNSなどいろいろ問題がある行動もみえますが、この試合に勝って海外参戦の足がかりにしたいところ。

 

ヘビー級日本代表決定戦とも言える二人の試合が始まります。

 

この体格できれいなハイキックがでる上田。さすが極真です。上田がキックで距離を取り、スダリオがテイクダウンを狙う展開が続きます。

 

試合は2Rはじまって上田のハイキックが当たり、スダリオが倒れたところへのパウンドで2R 0分55秒 レフリーストップ。試合後、スダリオ止めるのが早いと抗議していましたが、一瞬落ちているようにも見えるのでしっかり受け入れて次へと進んでほしいです。

 

【試合結果】にゃんこ大戦争 presents RIZIN.45 第12試合/スダリオ剛 vs. 上田幹雄 - RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト

第13試合 伊澤星花 vs 山本美憂

山本美憂入場。49歳まで戦い続けたパワフルかあちゃん。いよいよ引退試合です。

 

迎えるは日本女子最強の伊澤星花。山本美憂とおなじレスリング出身なので憧れの選手の引退試合相手となりました。

 

お互いにグラウンドでの勝負になりそうな二人。タックルを狙う山本とそれを引き込もうとする伊澤という感じでしょうか。

 

伊澤のキックにあわせてタックルに行きますが、フロントチョークをとられるような展開が続きます。

 

テイクダウンに成功しても、下からでも極めることができる伊澤をなかなか攻めることができません。

 

試合は2R 0分37秒でリアネイキッドチョークによるタップアウトで伊澤の勝利。このまま日本で戦わないで階級あげて海外で勝負してほしい逸材です。

山本美憂引退式

試合後引退セレモニーが開催されました。

 

山本ファミリー集合。小さい頃からレスリングを始め49歳まで戦い続けるなんてなかなかできないこと。本当にお疲れ様でした。

 

次はいよいよラスト4試合。会場の期待もマックスに膨らみます。