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大人気!"駅弁風おにぎり"全種類買ってみた~2022秋版~【駅弁屋 祭】【New Days】【東京駅】【レビュー】

旅の楽しみは観光ではなく食!トモGPです。旅先では現地の食べ物をいただくことがとにかく何よりも楽しみなのですが、それだけではなく当然移動中の食事も楽しみの一つです。移動中の食事といえば代表的なのがやはり駅弁、最近ではデパートなどでも駅弁フェアなんかが頻繁に開催されるなど再びその人気に注目が集まっています。そんな全国各地の有名な駅弁をギュッと小さくしてしまった様な”駅弁風おにぎり”を皆さんはご存じでしょうか?

全国の有名駅弁が集まる場所”東京駅”

東京駅は東西新幹線をはじめとする多くの路線が乗り入れる日本の主要なターミナル駅の一つで、旅の拠点としても多くの利用客が日々訪れます。当然飲食店やお土産店の数も多ければ販売している駅弁の数も群を抜いていています。

中でも全国各地の約150種類の駅弁がそろう”駅弁屋 祭 グランスタ東京店”や、

JR東日本を中心に展開する”New Days”なんかは普段から利用されている人も多いかと思います。自分も移動が多いので毎回の様に利用させてもらっています。お弁当やパンなど購入するものは大体決まっているのですが、昨年末から東京駅のお弁当コーナーで気になる商品を目にする様になりました。それがこちら、

”駅弁風おにぎり”シリーズです。

鉄道開業150年を記念して、「JRグループの”食”おして最も親和性の高い”駅弁”を、より手軽に楽しめる”おにぎり”の形で提供したい」という想いから生まれた商品です。(PR TIMES参照)

特にたまに店頭で見かけていた”チキン弁当風おにぎり”のパッケージが本来の弁当のパッケージをしっかりとイメージさせる感じで非常にかわいく思っていました。普段は仕事の移動なのでゆっくり見ることができなかったのですが、先日休日に東京駅に立ち寄る用事があったので良い機会と思い2022年10月現在、東京駅の”駅弁屋 祭”および”New Days”で購入することができる”駅弁風おにぎり”を全種類購入してみましたので紹介していきたいと思います。

※ちなみに”駅弁風おにぎり”は東京駅以外上野駅や新宿駅などの駅弁屋のほか一部店舗を除くNew Daysでも購入が可能です。

駅弁風おにぎり~2022秋~

今回購入が可能だった駅弁風おにぎりは、”元祖森名物いかめし””東京名物深川めし””元祖峠の釜飯”の3種類、過去には”牛タン弁当風”だったり”かきめし風”なども販売していた様です。個人的には”チキン弁当風”のおにぎりが売っていなかったのが非常に残念ですが現在販売されている3種類もなかなか個性が強いので、早速ひとつずつ食べていきましょう!

元祖森名物いかめし

森名物いかめしは駅弁屋でもよくみかける有名なお弁当です。まず何よりも”いか本体”にお米を突っ込んで煮るその大胆なビジュアルが非常に印象的な”いかめし”は、北海道は森町の駅弁としてなんと1941年から親しまれ続けている駅弁です。

いきなりですが今回ご紹介する三種類のおにぎりの中で、元の駅弁の再現度が最も高いのはこの”いかめし"のおにぎりかなと思います。いかめし自体がお弁当というよりも”一つの料理”として成り立っていてかつシンプルですので、おにぎりにもしやすいイメージ。しかし実際はおにぎりにする上でのこだわりがぎっしりと詰まっていました。

まず実際のいかめしに使用されている餅米とうるち米をおにぎりでも本格使用、しかし”おにぎり”という形をとらなければならないのでおそらく本来のいかめしとは製造方法も全く異なっているかと思われます。いかの中にお米を詰めて丸ごと煮込むいかめしはお米もぎゅうぎゅうに詰めこまれているので実際の食感は非常にもちもちしています。しかしおにぎり自体は非常にふっくらしていて、それでいて餅米やうるち米のもちもち感もしっかり楽しむことができる仕上がりになっています。そして肝心の味は正にあの”いかめし”そのもの!やわらかいいかの身と甘辛い味付けがお米にも最高にマッチしていて、味といい食感といい非常に食べ応えのあるおにぎりでした。

元祖峠の釜飯

”峠の釜飯”は信越線横川駅で販売されている陶器の器が目印の60年以上の歴史を持つ駅弁です。これまで約1億7000万個以上を売り上げ今では百貨店などでも購入することができる正に駅弁界の帝王と呼ぶにふさわしい一品。そのずっしりとした陶器の器と、そして蓋を開けた瞬間に目に飛び込んでくる色とりどりの鮮やかなたくさんの具材が特徴で、自分も幼い頃から大好きな駅弁です。

さすがに器を再現することは不可能ですが、具材こそ少ないものの色のバランスやボリュームなんかは正に”峠の釜飯”そのもの。たけのこ、ごぼう、鶏肉を混ぜた炊き込みご飯に鶏肉、椎茸、栗、紅生姜を乗せ、あの峠の釜飯を見事に再現しています。今回紹介する三種類のおにぎりの中で最も目で見ても楽しむことができるのがこの”峠の釜飯”のおにぎりです。

そして見た目だけじゃなく味だって本家の釜飯をしっかり再現しています。乗り切らなかった具材はごはんに混ぜ込むことにより風味を再現、昆布出汁で炊いているので味にもしっかりと奥行きがある手間暇のかかった贅沢な一品。乗っている具材が大きいので若干の食べづらさはありますがそこは愛嬌、手のひらサイズになった”峠の釜飯”を思う存分楽しみましょう。

東京名物深川めし

”深川めし”とはもともと江戸時代から伝わる漁師飯で、あさりやはまぐりなどの貝類を味噌で煮込んでごはんにぶっかけた豪快な料理のことをいいます。深川は江戸時代には漁師町として栄えていたことからこの名前がつけられました。日本ばし大増が製造する深川めしも、そんな伝統の味を受け継いだ人気の駅弁の一つとなります。

駅弁深川めしは、ごはんが見えないほどのあさりが敷き詰められているのが大きな特徴ですがおにぎりの方も負けてはいません。溢れんばかりのあさりの味噌煮がお弁当に負けないくらいぎゅうぎゅうに詰め込んであります。ネギこそ無いもののごぼう煮と海苔はしっかりと混ぜ込んであります。

実際にあさりの煮汁を使用しているのかどうかは自分の様な普通の舌では判別しかねますが、おにぎり茶飯の味もちゃんと感じることができます。なにより味噌と生姜であっさりと煮たあさりの旨味がすごい!一つ一つ味が染み込んだあさりは弾力も強くまた量も多いので食べ終わったあとの満足感も十分。生姜のさっぱりとした風味がまた食欲をそそるのです。

コンパクトなサイズで名物駅弁を楽しむことができる”駅弁風おにぎり”、パッケージもかわいいし本当にもっと早くから買っておけばよかった!といまは非常に後悔をしています。しかしこのシリーズは新製品や復刻などまだまだ続きそうですので引き続き目を離さず追っかけていきたいと思います。皆さんも駅弁屋やNew Daysにお立ち寄りの際にはぜひチェックしてみてください。