本能ブログ【大人の物欲全開ブログ】

■物欲全開メディア”本能ブログ”■ブロガー/コラムニスト■メンズファッション/カメラ/時計/猫/ヘルスケア/ガジェット/レビュー/投資/

追悼・音楽家坂本龍一さん 『芸術の中に生き続けること』

昨日、日本に世界に衝撃が走りました。闘病中だった音楽家坂本龍一さんが亡くなっていたと発表になりました。

 

先日本能ブログでもデザイナーのSilverさんが坂本龍一さんの音楽について記事していたところでした。

この時の演奏にも非常に感銘を受け病気を克服していただきたいと願っていたところでした。

www.youtube.com

エネルギーに満ち溢れた演奏というわけではなかったですが、今の坂本龍一さんにしか出来ない儚い繊細な演奏でとても感動しました。こうしてYouTubeの中で動いている姿を見ると未だに亡くなったと信じられません。しかし、映像を見ずにこの演奏を聴き直すと

音楽の旋律の中に演奏の一音一音に確かに坂本龍一というアーティストを感じることができると思うのは自分だけでしょうか。この感覚は実は個人的にも絵画で経験したことがありました。

3年前に訪れたバスキア展です。27歳で急逝したバスキアでしたが、作品を見ていくとたしかに彼の存在やエネルギーを感じることができたのです。作品を通して魂だったり存在を感じることができる芸術家の方達が心底羨ましくなりました。

この色使いとエネルギーは27歳のバスキアにしか出せない作品ですし、先程の演奏は70歳の坂本龍一さんにしか出来ない演奏だっと思います。生前坂本龍一さんが好きだった言葉がこちらだそうです。

Ars longa,vita brevis. 芸術は長く、人生は短し

紀元前五~四世紀のギリシャで活躍した、医学の祖とされるヒポクラテスのことばから。紀元前三世紀ごろに編纂された「ヒポクラテス全集」によって伝えられています。もともとは、医学は極めがたいので、学ぶ者は怠らず励まなければならない、という意味でしたが、後に、さまざまな専門的技芸や芸術についても使われるようになりました。日本でも、古くは文政三(1820)年に長崎出島で上演された「阿蘭陀俄芝居狂言」の舞台正面に、ラテン語(Ars longa, vita brevis.)で掲げられたことが、当時の絵画などで確認できます。ーコトバンクー

71歳が短いのか長いのかという議論はさておき自分の天命を生き抜いた坂本龍一さんを心から尊敬しています。また、折に触れて彼のピアノを聞いてみようと思っています。