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箱根ガラスの森美術館はヨーロッパへの小旅行かもしれない(後編)【ライカ】【M10-R】

(Leica M10-R+Summilux 35mm F1.4 Asph)

前回ライカM10-Rでお届けした箱根ガラスの森美術館レポート。館内のガラス工芸やガラス芸術をご紹介する前に素晴らしすぎる庭園の写真で前回は終わってしまいしたw

後編の今回はガラス館内の素晴らしい芸術をライカM10-Rで一部ご紹介していきたいと思います。

企画展”三都ガラス物語”開催中

来年2024年まで開催されている”三都ガラス物語”が企画の目玉です。それぞれのカルチャーで進化し続けたガラス芸術を紀元前の作品もありつつ沢山所蔵されて驚かされます。

(Leica M10-R+Summilux 35mm F1.4 Asph)

繊細な華燭のような素晴らしい伝統的なガラス芸術かと思います。ライカM10-Rのアンダー気味に控えめに吐き出す感じが繊細さを表現できたようにも思っています。

(Leica M10-R+Summilux 35mm F1.4 Asph)

こちらは100年以上前のバカラの作品。現代においてもバカラはガラス、クリスタル分野で非常に稀有なブランドとして存在し続けていますが当時もかなり繊細な加工技術で当時の富裕層を魅了していたんだろうな~と想像するとこうしてキレイな形で現存し見れていることが幸せなのかもしれないと思ったりもします。

(Leica M10-R+Summilux 35mm F1.4 Asph)

持ちての部分にイルカの意匠が施された観賞用のグラス。ヴェネチアグラスにしもそうなのですが、赤や青多彩な色彩でガラスの美しさを表現するのが非常に得意なカルチャーだと思っています。こちらも100年をゆうに超える昔の作品ながらどこかイルカの表情は可愛く現代的なゆるキャラ感もあったりします。

(Leica M10-R+Summilux 35mm F1.4 Asph)

シャンデリアと名家の紋章のようなオブジェ。いかにも当時の富豪や豪族の入り口に鎮座していたであろう品々にここが箱根であることを一瞬忘れてしまうような感覚に。これだけカラフルに彩られたシャンデリアは現代だと逆に珍しいようにも感じます。

(Leica M10-R+Summilux 35mm F1.4 Asph)

中央の噴水のような部分に置かれたガラスのオブジェは有名なヴェネチアグラスの作家のもの。ファイナルファンタジーシリーズのオーブのようなクリスタルのような不思議なエネルギーに満ちており何時間でも見ていられるな~と思ったりもしました。

(Leica M10-R+Summilux 35mm F1.4 Asph)

こうして、イタリアやフランスの寺院の中に迷い込んだような異世界感がこの箱根ガラスの森美術館の魅力のような気もします。ガラス工芸に明るくなくても自分のようにシンプルに美しいなと思える作品や当時の手仕事の繊細さやディテールにこだわり抜かれた作品を見るだけも、素晴らしい時間を過ごせるような気がします。

仙石原には以前ご紹介した、ポーラ美術館もあり割りと大型の美術館が複数存在しているような気がします。美術や芸術は私達が知らない、知り得ない太古の昔から脈々と存在し当時の文化に多大な影響を与えてきたのだなと感じることが出来ました。女性客が多かったようにも思いますが、性別や世代に関係なく素直に”本当に美しい!”と思える箱根ガラスの森美術館の空間はぜひ、皆様にも体験していだけたらと思っています。