(Leica M10-R+Summilux 35mm F1.4 Asph)
箱根って全部で何個の美術館があるのだろう?さじゃんです。箱根をライカで切り撮ろうシリーズ第2弾になります。前回はポーラ美術館をご紹介しました。
前回は圧倒的な建築と近代化された建物で堪能する現代美術の雰囲気をライカM10-Rでお届けしました。今回は屋外展示も大型でまるで中性ヨーロッパに来ているかのような『箱根ガラスの森美術館』をライカM10-Rで撮影した写真と共にご紹介します。
日本初のヴェネチアンガラス専門の美術館
前回ご紹介したポーラ美術館と同じ仙石原に位置する箱根ガラスの森美術館。今回はゲレンデで行きましたが公共の交通機関を使うとこんな感じでアクセス出来るようです。
・東京駅[東海道新幹線]40分→小田原駅[箱根登山バス](湖尻桃源台行)40分→箱根ガラスの森
・新宿駅[小田急ロマンスカー]90分→箱根湯本駅[箱根登山バス](湖尻桃源台行)25分→箱根ガラスの森
・箱根湯本駅[箱根登山電車]40分→強羅駅[観光施設めぐりバス](S又はM路線) 20分→箱根ガラスの森
・新宿高速バスターミナル(バスタ新宿)[小田急高速バス]130分→箱根ガラスの森
バスタ新宿から箱根ガラスの森美術館行きのダイヤが出ていることに驚きました。130分との表記ですのでロマンスカーで乗り継ぎも素敵ですがバスの旅も悪くないように感じます。
現在はヴェネチアンガラスだけではなく、プラハ、パリを加えたガラスの名産地である三都を加えた特別展が行われています。
自分もそんなにガラス工芸やガラス芸術に明るいわけではないのですが、以前銀座のダミアーニにお邪魔したときに実はダミアーニはヴェネチアンガラスのブランドであるという事をスタッフさんに解説頂いたのを思い出しました。
記事を読んでいただけたら分かるのですが、強烈な色使いとありえない角度の曲線が印象的なヴェネチアンガラス。今回は箱根で見ることとなりました。
圧倒的なブリティッシュガーデン
入場してすぐ目を引くのが圧倒的な広さのイングリッシュガーデン。
(Leica M10-R+Summilux 35mm F1.4 Asph)
まず目に飛び込んでくるのは目にも鮮やかな巨大庭園。ポーラ美術館のときも同じように感じましたが、仙石原にある美術館はどれもスケールが大きすぎて都内では味わえない異世界感があるように思います。細部まで手入れされていて庭師さんたちの仕事ぶりにも感服します。
(Leica M10-R+Summilux 35mm F1.4 Asph)
こちらが名物というかランドマークにもなっているガラスの橋。遠目から見ても非常にキラキラしていて素晴らしい美しさです。実際に近づいてみると
(Leica M10-R+Summilux 35mm F1.4 Asph)
ジブリのファンタジーの世界に迷い込んでしまったかのような美しさです。滝のようにも水滴のようにも見えますが全てガラス製で光の加減で様々な方向に乱反射するため、透明なはずのガラスですが多色の輝きとなって目に飛び込んできます。似たような展示がチームラボにも合ったように思いますがコンセプトは近いような気がします。こちらは天然光ですが。
(Leica M10-R+Summilux 35mm F1.4 Asph)
普通の紫陽花のように見えますが実は花弁の部分は硝子でできています。よく見ないと本当の花の様に錯覚してしまうほど。ガラスって実は非常に表現力があるマテリアルなのだということが分かります。
(Leica M10-R+Summilux 35mm F1.4 Asph)
手前の大きな草花をもした透明なオブジェもガラス製。かと思えば奥のグリーンはリアルプラントであり、すべてを造花で演出しているのではなく本物の草花と共存させていることで良い意味での異世界感が。本当に美しいです。
(Leica M10-R+Summilux 35mm F1.4 Asph)
何気なく咲いているように見える花も全てガラス製。ライカでうまく表現できたか自信がないですが本当に繊細な芸術で今まで見たことがないような展示だと思います。
(Leica M10-R+Summilux 35mm F1.4 Asph)
まだ美術館の中を紹介していないのにこれだけの見どころがある屋外展示も珍しいと思います。一気に館内までご紹介しようと思ったのですが、流石に美しすぎるヴェネチアンガラスの世界はもう少し詳細に次回お届けしようと思っています。都内にいるとこうした圧倒的な建築や庭園、スケール感のある芸術に触れる機会も多くはないと思うので是非一度ポーラ美術館のときにもご提案しましたが”美術館に足を運ぶためだけの箱根旅行”もありかと思いますのでぜひこの機会に。