海沿いの温泉宿を片っ端から訪れてみたいトモGPです。これまで数々のおすすめ温泉宿を紹介させて頂いている我が”本能ブログ”ですが、今回訪れた房総鴨川温泉”是空”もぜひ新たにこのアーカイブに加えたい素敵な温泉宿でしたので紹介していきたいと思います。
南房総鴨川温泉
関東近郊の温泉地といえば鬼怒川、草津、伊香保、箱根あたりが真っ先に思い浮かびますが、都内からのアクセスも良く実は非常に素敵な温泉宿が多く存在するのが千葉県の房総半島です。以前当ブログチームのさじゃんが全力紹介した房総半島の温泉宿”ゆうみ”
そして今回紹介する”是空”も同じ千葉県の房総半島にある温泉宿なのですが、”ゆうみ”が内房に面しているのに対し”是空”は外房に面した鴨川温泉にあるのです。鴨川温泉とは平成15年4月に誕生した比較的新しい温泉で、その泉質は硫黄がほんのり香る単純黄冷鉱泉になります。しかし泉質や効能の異なる自家源泉を持つ宿も多くあることから、海辺から山間まで多彩なロケーションを楽しむことができるのも鴨川温泉の特徴の1つなのです。
房総鴨川温泉"是空"
都内から東京湾アクアラインを抜けて千葉県に入り、木更津から房総半島を横切る形で外房の鴨川市内までドライブ、木更津から約1時間ほどで鴨川市内に到着します。関東近郊とは思えない風光明媚な風景に癒されながら走る鴨川までの一般道はとにかくのどかで、大自然の中をドライブするだけでまるで日頃のストレスが浄化されていくようです。
房総鴨川温泉”是空”は鴨川市の中心部から国道128号線を少し南に下った外房黒潮ライン沿いにあります。モダンな外観の本館と左側の別館からなる宿は大海原を背に磯の斜面を少し上がった海面よりも高い位置に建てられています。
正面看板脇の入り口も非常にオシャレでロケーションも含め早くも非日常感が漂います。
平日の早い時間帯はまだ他にチェックインする宿泊客もいなくロビーも静かです。ちょっとしたお土産なんかはこちらで販売しているようです。
ロビーラウンジに足を運ぶといきなり目の前に広がる太平洋の絶景にしばし息を呑みます。予想以上の雄大な光景に部屋に入る前からすでにテンションはマックス状態です。
ラウンジ内ではコーヒーやお茶などのフリードリンクを楽しむことができますがあまりの光景にすっかり忘れていましたw。
客室のグレードは数種類設けられていて半露天風呂付きの部屋があればそうでない部屋も用意されています。今回選択した客室は半露天風呂付きの部屋、宿の方曰く「最も眺めの良い客室」とのことでこちらに決めました。日の光がたっぷり差し込む非常に開放感のある客室は家族で訪れたとしても十分過ぎるほどの広さとクオリティ。
クイーンサイズのベッドが2つに押し入れには布団も用意されています。すでに窓の外に素敵な景色がチラチラ見えていますが、部屋からの眺望がこちらになります。
まさに絶景の一言、目の前に広がる雄大すぎる太平洋のパノラマを独り占めです。横須賀など対岸が見える内房とは異なり水平線まで一直線に見ることができる光景は圧巻です。
打ち寄せる荒々しい波に削り取られた岩場越しのオーシャンビュー、鼻を突く潮の香りがまた海のすぐ側にいることを実感させてくれます。
洗面所から洗い場を抜けるとそのままバルコニーにある露天風呂に入れちゃいます。
バルコニーから見るとこんな感じ、部屋の窓を全開にしてオープンテラスの様に楽しむこともできちゃいます。
そして驚いたのが昨年出来たばかりの別館にある”スカイラウンジ”、新しいからなのか公式HPにも記載は無くチェックイン時に軽く説明されただけだったのですがこれが予想以上に素敵過ぎて驚きでした。
おまけにしておくには勿体無いくらいの贅沢空間。もちろん客室からの景色も素晴らしいのですが、いかがですかこのラウンジからの景色?
まるで海に浮かんでいるかのような3つのテーブル席と、
少し高い場所にある豪華なソファーベッドが2席、このラウンジからのオーシャンビューもまた格別じゃないですか!しかもこのラウンジは宿泊客であれば自由に使用することができちゃう上に、
なんとお茶やコーヒーだけではなくソフトドリンクやビールまでまさかの飲み放題!
温泉宿ってあまり早くチェックインしてもお風呂に入る意外やることがなかったりするのですが、ここの宿に関しては別。夜の海も風情があって良いのですができれば明るいうちに色々な場所でこの素晴らしい景色と雰囲気をゆっくりと楽しむことを強くおすすめします!
温泉はもちろん内風呂もありますし貸切露店風呂もあるのでもしかしたら一泊では楽しみきれない可能性もw。
そしてもう1つの楽しみといえばやはり食事です。千葉県房総半島といえば豊富な海の幸、これを食べなければはじまりません。豪華な舟盛りに、
もちろん私トモGPが大好物の伊勢海老もしっかりいただきました。
そして房総半島の名物といえば脂の乗った金目鯛、この近辺の温泉では必ずといって良いほどメニューにあるキンキの煮付け、これが最高に美味しいんです!永遠に食べ続けることができるのでは?と錯覚するほど美味しいキンキの煮付けはもはやこれがメインでも良いくらいです。
メインは上総和牛のステーキか鮑の踊りか選択できますが今回は和牛のステーキをいただきました。海の幸を存分にいただいた後の和牛はまた格別、もう十分満腹なのに何故か食べれてしまう和牛の魔力に取り憑かれながらこの後のお茶漬けやデザートまでしっかり完食させていただきました!
温泉の楽しみ方は人それぞれです。とにかく泉質にこだわり温泉そのものを楽しむ人もいれば、自分の様に宿やその場所の雰囲気といったロケーションや食事も込みで楽しみたい人もいます。今回訪れた鴨川温泉の”是空”はもちろん泉質も良いのですがそれよりもこの雄大なロケーションが何よりの癒し、疲れもぶっ飛ぶヒーリング効果500%の温泉宿でした。房総半島には同じ海沿いの湘南鎌倉とはまた違った魅力が詰まっていますので、機会を見つけてまた色々と訪れてみたいと思います。