クロスカントリーはスーパーカーに通じるほど、車に魅力がある！さじゃんです。前回はジムニー自体の成り立ちやグレード構成をお届けしました。
今日は普段メルセデスの現行Gクラスに乗る自分が感じたジムニーとジムニーシエラの試乗レポートをお届けしたいと思います。
いい意味で普通に乗れるジムニーシエラ
前回もお伝えしましたが、ジムニーとジムニーシエラは基本的にはエンジン構成が違うだけで内装や外装のは同じです。（厳密にはジムニーシエラの外装は少し大きいのですが）1500ccの排気量で104馬力トルクは130Nです。ちなみに自分の乗るGクラスは285馬力、600Nの出力ですので車両重量の差もあるのですがシンプルに半分以下の出力だと思っていただけたらと思います。内装は以前ご紹介したラングラーのようなギア感全開で、
高級感があるわけではないですが、初見で乗ると十分に可愛いGクラスはショックのような機能美あふれるインテリアはスズキのデザインが光っていると思いました。
真四角に区切られたメーター類はどこかレトロモダンな感じもしますし航空機の計器類を思わせる素敵なデザインです。この時点でジムニーが他のファミリー向けの軽自動車やコンパクトカーと明らかに購買層を分けているんだなと感じた瞬間でもありました。
後席は正直長時間大人が座れるスペースではないですが、座れる感じにはなっていますｗしかし、基本的には2人乗りで荷室を大きくつかう使用方法がジムニーの基本かと思っています。
タントやミニバンタイプの広々室内という訳ではないのですが、こうして後席を倒して荷室として山林に繰り出すのがジムニースタイルかと思いますｗ
実際に運転した感覚ですが、Gクラスと比較して（比較するのが間違っている！というツッコミは置いておいて）
・着座位置は一般的なSUVよりやや高め
・MTのフィーリングは普通（アバルトやマツダのMTの方が気持ちいい）
・軽のエンジン出力感と比べるとシエラは高速でも普通に乗れそう
・軽のジムニーは街乗り専用マシンかも
・カスタムしてシエラ風にすることは可能なので維持費なら軽のジムニー
・遠出や高速利用も想定するならシエラがいいかも
だらだら書くよりも、箇条書きの方が分かりやすい試乗レポになるかと思い書いてみました。しかし、初めてのスズキ車の試乗で感じたのが
堅牢なドイツ車しかもGクラスとクラスと比較しても剛性感を感じられるクルマ
だったことに正直驚きました。どうしても、輸入車好きとしては日本車特に軽自動車は剛性感に欠けて怖い印象がありました。（10年前ダイハツムーヴに2年間乗っていたので）
（左:軽自動車のジムニー 右:ジムニーシエラ）
しかし、質感という点では欧州車や前回試乗したラングラーと価格差が大きいものの自分の想像を超える高い内装や直進安定性が確保されていてビックリしました。200万円前後の新車価格で1年以上の納期待ちが出ているのも頷けますし、ジムニーはスズキの中でも高いリセールを誇るクルマで仮に手放すことになっても支払いで火傷することは少なそうな点もGクラスに似ていると感じました。
Gクラスに普段乗っている自分から見た、乗ったジムニーと言うクルマは新車価格で10倍ほどの開きがある割には非常に楽しい車だと思いましたし、Gクラスに求められているプレミアム感やラグジュアリー感とは方向性が完全に違っており、思いっきりレジャーや楽しさに振ったクロスカントリー車がジムニーなんだと思いました。こうして2台並べても親子のように可愛い感じですし、家族のファーストカーして買われる方も多いようですが自分のようにレジャー用にセカンドカーとして買われる方も多いんだそうです。
クルマの楽しさという点においては実際にGクラス同様オフロードコースを走らなくても若いカップルがアウトドアにでかけたりドライブデートに利用するには最適だと思いますし、ジムニー女子という言葉が出来たように免許を取って最初のクルマにジムニーを選択される女の子も多いのだとか。ジムニーというクルマの特殊性や楽しさを言葉にするのは難しいく気になる方は一度近くのスズキディーラーさんで試乗してみることをオススメします。
正直に言うとジムニー舐めてましたｗ素晴らしい車です、歴史的にも存在的にもランドローバーのディフェンダーのような或いはローバーミニのような存在になっていくのだと思っていますしなって欲しいと思っています。今すぐ購入検討とはならないですが、いつか絶対に買ってみなさんにご紹介する日が来るかもと思っていますｗ
