6/7から開催されたAppleのWDDC(Worldwide Developers Conference)では新しいM2チップ搭載のMacBookAirやiOS16などが発表されましたが、Apple Watch関連でもWatchOS9が発表されました。例年、秋に発売されているApple Watch 8に関する発表はありませんでしたが、新機能が搭載されてくることは間違いありません。Apple Watch 8がどのようなものになるのか、新しい機能紹介いたします。
文字盤の増加
WatchOS9では新しく4種類の文字盤が追加されます。
- 中国文化、イスラム文化、ヘブライ文化などの多くの文化圏で使用されているグレゴリオ暦と太陰暦の関係を表現した「ルナー」
- アーティストJoi Fulton氏とのコラボレーションによって生まれたApple Watchだけのダイナミックなアート作品「プレイタイム」
- クラシックでDigital Crownを回すとスタイルが変化するタイポグラフィが強調された文字盤「メトロポリタン」
- 完全に生まれ変わり、新しい星図と現在の雲のデータを表示したオリジナル文字盤「アストロノミー」
また、WatchOS8から追加された「ポートレート」では人の顔だけでなく、犬、猫、風景の写真でも深度エフェクトが使えるようになります
ワークアウトアプリケーションのアップデート
運動中のパフォーマンス測定のためのより詳しい指標や新しい表示方法の追加、測定方法の改善が図られ、フィットネス時の利用がますます便利になります。
マルチスポーツ
これまでは1つの運動しか測定出来ませんでしたが、トライアスロン向けに、マルチスポーツという新しいワークアウトにも対応。モーションセンサーで動きを認識して自動でスイミング、サイクリング、ランニングのワークアウトが自動で切り替わるようになります。
過去の自分との競争
自己ベスト記録や前回の記録を選んで過去の成績と競争することができるようになります。
Apple Fitness+ワークアウト
Apple Watchでの計測情報をiPhoneやApple TVに表示できるようになります。
睡眠計測機能のアップデート
これまでは睡眠時間の記録のみでしたが、レム睡眠、コア睡眠、深い睡眠の状態も検知できるように。Apple純正のヘルスケアアプリのみで睡眠中の詳細な情報を確認することができるようになります。
これまで、AppleWatchで睡眠記録を取りたい人がインストールしてきたAutoSleepキラーとなるか気になるところです。
服薬の通知
iPhoneとApple Watchで服薬リストを作成すると、服薬スケジュールとリマインダーを設定して管理することができるようになります。
その他のアップデート
- 通知が再設計され、よりスマートで目を引きながらも集中を妨げない通知がされるようになります。
- ダブルピンチジェスチャーで電話の応答や写真の撮影など操作が行えるようになります。
- カレンダーアプリケーションでApple Watchから直接イベントを作成できるようになります。
その他にもたくさんの新機能が開発されたWatchOS 9はApple Watch Series 4以降に対応するようです。