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【映画レビュー】キングダムは何がすごいのか。原作ファンも納得の理由。

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突然だがキングダム原作厨でありガチ勢の自信がある!キンドル版と単行本版どちらも所持していてすでに4周は見直したほど大好きな作品である。だが今回はキングダムの話ではなくw昨年スマッシュヒットした「映画版キングダム」についてレビューしていきたいと思う。

キングダムの実写化

まず、キングダムを実写化しようと考えたときにぶち当たるであろう障壁は大河ドラマのようなセット、ロケ、設備が莫大にかかるということ。映画製作をしたことがない自分でさえ容易に想像化がつくなぜなら

 

広大な春秋戦国時代の中国を舞台にスケール感のある戦闘が魅力

 

の作品だからである。大河ドラマを制作するような資金が必要と思われたが・・

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日本映画最大規模の資金(噂によると10億円以上!)を投入し晴れて実写化不可能とよばれた壁を軽々と突破し結果的に興行収入56.7億円の大ヒットとなった。同じ作品を何度も見るタイプではないだが自分も2回ほど映画館に行ったw端的に言うとそれほど良かった。キングダムは原作から入っても原作を知らなくても楽しめるいい意味で世界観を上手に楽しさを濃縮した作品だと感じることが出来た。

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中国の春秋戦国時代のお城や王宮が出てくるのだが、ここにも実写化不可能とよばれた映像を可能にしたSONYの最新技術(VFX)が投入されている。2回見ても、山の民の城や嬴政の居城である咸陽は本物にしか見えない。現代のCGやVFX技術はココまで進化したのかと素直に感心した。

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原作厨が納得できたわけ

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まず、アニメや漫画の実写化でつまづくのは「キャスト」にあると思う。原作好きは皆「コレジャナイ感」だと非難する事が多く作品を見て貰う前に拒絶されてしまったりするケースも過去に散見された。キングダムの主人公は信と嬴政であり映画においては山崎賢人と吉沢亮であった。この二人に関しては

 

原作イメージにピッタリでまさにはまり役

 

だったと思う。キングダムのストーリーは良い意味で「主役級のキャラクターがたくさん」出てくる作品であり、ファンは様々なキャラクターに思い入れがあるのがこの作品の特異なところだと思う。その中でも、主人公の二人の見た目だけでなく演技の作り込みと雰囲気が原作の二人と違わないのである。信は正直に言うともう少しワイルドな熱い熱血男子って感じだったのでクールなイメージのあった山崎賢人に対して作品を見るまでは一抹の不安もあったのだが、こんなに演技が上手な若手俳優だと思ってなくて良い意味で期待を裏切られた。吉沢亮に関しても失礼ながらこの作品が自分としては初めて見る吉沢亮で、今回の役どころも一人二役だったので難しいと思われたが原作イメージ通り素晴らしく演じきれていた。同じ顔の人がちゃんと違うアイデンティティにみせる演技は簡単なことではないのでこれまた吉沢亮の演技力にも驚かされた。

先程もお伝えしたがキングダムは主人公以外のキャラクターもカッコ良すぎるのだ原作も映画も、そのへんも余すところなく作り込まれていた。

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長澤まさみは、戦闘能力が非常に高い山の民のリーダー楊端和という役。めちゃめちゃ美しい役なのでこれまたはまり役だったと思う。クールな演技も素敵だった。ちょい役というか敵キャラのバイプレーヤーにも主役級のキャスト加藤雅也、石橋蓮司、宇梶剛士等々そうそうたるメンバーがいて制作費がすごいことが伺える。それらの、小さな配役にまで気が配られ丁寧に世界観を再現し新たな価値観を提供してくれた。

実写化に欠かせないONE OK ROCK

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人気漫画の実写化×主題歌×ONE OK ROCKで真っ先に思い出されるのが「映画版るろうに剣心」シリーズではないだろうか。ともすると安っぽくなりそうな日本の漫画実写化に高級感と格上感を与えられる唯一の日本のアーティストと言って良いと思う。VoのTakaの発音は洋楽アーティストのように美しく洋楽のエモーショナルアーティストのような壮大な世界観をONE OK ROCKを表現することが出来る。洋楽に限りなく近いスケール感の日本を代表するロックバンドであることは間違いない。

今回の「Wasted Nights」という主題歌はこの映画のために書き下ろされ、歌詞もストーリーに沿ったものになっている。

 

-Keep doing what we want we want we wan-

(やりたいことをやり続けるんだ)

-No more wasted nights-

(もうこれ以上、無意味な夜を過ごさないから)

 

サビの一部である。前向きに動くこと、前向きに前進することが、嫌な夜を過ごさないための大事な要素だとTakaは説いている。キングダムのストーリーも圧倒的不利な状況から主人公の二人が道を切り開くことによって世界を変えていくお話であり、上手に歌詞に織り込んでいると思えたしメロディもスケール感もさすがONE OK ROCKという出来栄えだった。

 

天気の子の時も思ったのだが、映画にアジャストして作られた音楽というものは非常に自然に人の心の印象に残るのだと感じた。

 続編を想起させるキャスティング

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 要潤と大沢たかお。この主役級の二人も言うならば、脇役なのが今回のキングダム。しかし、この二人は映画では語られることがなかった先のストーリーでかなり重要な役どころとなり今回の出演だけで終わってしまうのは非常にもったいない。特に、大沢たかおの「王騎」将軍という役は原作キングダムにおいて非常に重要なポジションの人物であり、北斗の拳でいるラオウ的な『ともすれば主人公を上回る存在感』なキャラクターである。この王騎将軍は、キングダムのストーリー上全編に渡って象徴的な存在でありファンの間でも一番人気のキャラクターである。ぜひ、キングダムも興行収入が良かった事実を受けて是非とも続編制作をお願いしたい。

 

今回のキングダムの実写化に成功し、自分のような原作ファンも納得させることが出来たのは

 

佐藤監督がディテールにまで再現性を求めたから

 

だと思っている。そのディテールとはキャストであり背景であり演出であり信と漂と嬴政の描き方であったり「ファンの気持も考えてくれた」思いが伝わる良い実写化だったと思う。

 

まだ、映画も見てないし漫画も読んだことない特に男子!にオススメしたい。