7/15日の公開からずっと見たかった大ファンの劇場版キングダムの二作目である「キングダム2~遥かなる大地へ~」をやっと鑑賞することが出来ました。
仕事の都合上公開日に見れなかったのですが、先日やっと見ることができました。個人的には今回IMAXとドルビーアトモスと選べたのですが初めてドルビーアトモスを選択してみました。結論から言ってしまうとIMAXと大きな違いはなく、どちらも素晴らしい映像と音響システムだとは思いました。詳細に比較できるほど個人的には大差なかったと思いますw
原作的には王都奪還から蛇甘平原へ
劇場版キングダムの一作目では後の始皇帝である”政”が弟の反乱に遭い、信とともに王都奪還するストーリーが描かれました。今回は大将軍を目指す信が初めて戦場に出るいわゆる”蛇甘平原の戦い”を主に描いているストーリーラインになっています。134分とかなり長い今回のキングダム2ですが基本的には原作に沿うように作られているものの、映画版に付け足されていると言うよりは”134分に抑えるために大胆にカットされた”シーンが非常に多く、ただでさえボリューム感の半端ない原作のキングダムを映像化する苦労がにじみ出ていたなーとも感じました。
信と羌瘣のストーリーがここからはじまる
後の飛信隊の副将になる羌瘣ですが、ここで初登場。信にとっても公私共にパートナーになるのか未だに明かされていませんが羌瘣にとっても信は大切なパートナーでありますしキングダムのストーリーを彩る重要なキャラクターです。彼女の生い立ちと蚩尤と呼ばれる悲しみの一族を描くシーンに大きな時間が割かれ今後の劇場版キングダムでも彼女の活躍と立ち位置が重要であることを意味しているようにも感じました。蚩尤しか使えない巫舞と呼ばれる奥義もワイヤーアクションで再現されていましたが、嘘っぽくならずギリギリのラインの演出でなんとか笑わずに見ることが出来ましたが劇場版しか知らないキングダムファンはどう思ったのか微妙な感じでもあります。史実とファンタジーの融合がある意味でキングダムの魅力でもあり、実写化映像化すると微妙な雰囲気になりがちなところもキングダムシリーズの佐藤監督はうまく折り合いをつけているようにも思いました。
圧巻の戦闘シーンは大河ドラマ級
前回のキングダムでは、小規模な戦闘がメインで信vs強い武将的なテーマがメインだったと思いますが今回は”万”を超える軍勢同士の戦場がメイン。CGも巧みに使いながらロケも敢行したようですが、通常の邦画の7倍ともいわれる予算を投入したとの迫力は十二分に伝わってきました。しかしPG12指定じゃないと実際には戦場の血なまぐさい表現は難しく良くも悪くも残忍さは薄れていました。
しかし原作に忠実に再現されたシーンも多く原作ファン的には
実際の戦闘のシーンはこんな感じなんだろうなぁ
と漫画とはまた違った迫力を感じることが出来たのも事実かと思います。山崎賢人さんは回を増すごとに完全に”信”にしか見えませんし逞しく成長していく様は実際の信そのものかと見まごうほど。何も考えず一見さんでも見れるエンタメではありますが一キングダム2をこれから見ようと思う方は一応キングダムの初代の方を見たほうが幸せになれそうです。
エンドロール後に壮大な。。。
映画の最後まで仕掛けを楽しみにして明るくなるまで席を立たない派ですが、なんとキングダム2にも驚きの仕掛けがありました!ここからは結構核心的なネタバレになるので未鑑賞の方は記事を閉じていただければと思います。
エンドロール後に待っていたもの、それは。。。
2023年キングダム3の公開が発表!!!
されました!!ショートトレイラーの映像も流され、キャスト未公表の秦国永遠のライバルである李牧の後ろ姿も登場!!一体誰が李牧を演じるのか楽しみで仕方がありません。ここまで、ネタバレして正直に言うのですが今回の2がストーリーとしてはいささか全体的に説明口調な感じの造りになっていた感じもしたので、なぜだとうと考えたときに、
キングダム3ありきでキングダム2を制作したから
だと感じました。原作的のストーリー的にも3に相当する部分のほうが見どころが多いのは事実でキングダム1と来年公開の最新作をつなぐハブ的な映画が2とも言えるかと思いました。
とは言え3以降も制作してほしい自分としてはまだまだ劇場版キングダムを見ていたい気持ちも強くそのためには沢山の方に映画館に足を運んでいただきたいという原作ファンの想いもあります。雨続きで嫌な今年の夏ですが是非映画館でキングダムの世界観に浸ってみてはいかがでしょうか。