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【投資】”神様”バフェット氏、日本商社の株を取得のインパクトとは

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投資をしている方ならみんな知っている伝説の投資家ウォーレンバフェット。彼は、優良企業を青田買いして長期保有し利益や配当を得るスタイルが特徴です。彼がすごいのは徹底した企業分析と保有する銘柄は長期に渡り株価が上がり続けているということ。そんなバフェット氏が珍しく日本株を大量保有したとのニュースが。

コロナショックでは米国航空関連株で損失を出し損切り

金融危機、世界危機時に割安になった株を火中の栗を拾う如く買うことで知られていましたが、今年コロナショックに乗じてデルタ航空株を中心に3月上旬頃、97万6000株余りを約4530万ドル(約49億円、1株当たり平均46.40ドル)で大量取得していました。当初、バフェット氏は「コロナショックに関連する航空関連株の下落は一時的であり長期保有する意向だ」と述べていました。もともと、バフェット氏はコカコーラ、Apple。ディズニーなどアメリカ企業を中心に投資しておりデルタ航空もアメリカ企業の価値を考えたら今後再興すると3月の時点では読んでいたのだと思います。

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www.bloomberg.co.jp

なんとたった2ヶ月でデルタ航空のみならず、サウスウエスト航空、アメリカン航空グループ、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスすべての航空関連株を売却したと発表。これは神様バフェットにしてはとても珍しい行動で投資した銘柄を間違えたと公にしたものと同じ意味になります。

ー新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の経済的影響により、航空事業が根本的に変容したと指摘。航空各社の経営幹部が危機を乗り越えるため首尾良く資金を調達したとして、各社経営陣の仕事ぶりを非難するのは避けた。バフェット氏は「これは私のミスだ」と語り、自身が決定を下し、投資で損失を被ったと説明した。バークシャーは4月、デルタ航空とサウスウエスト航空の株式の保有を少なくとも減らしたことを明らかにしていた。ーバフェット氏の年次株主総会より

バフェット氏の指名した銘柄が中長期にわたり成長が約束されていると言うわけではありませんが、少なくともコロナショックにおいて一度は期待した航空関連銘柄を否定した形になるほどアメリカにおいて新型コロナウイルスの影響が彼の想像を超えていたのだと言わざるを得ません。

日本五大商社株を取得

 

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www.nikkei.com

バフェット氏率いるバークシャーハサウェイが

日本株を取得したのはおそらく今回が初めてに

なります。彼の戦術「割安と判断した株を長期保有」でいけば、ダウやNASDAQが史上最高値を更新している中日経平均株価はそれに比べて割安なのは明らかであり、

その利ざやを狙った可能性がある

かと。ダウと日経平均株価、為替にドル円は密接に連動していると言われており簡単に言えばアメリカが倒れれば日本も傾くと言われています。GAFAを中心としたテック関連株が好調な米国において今後もこの市場を崩すのは難しいと考えるとコロナショックで一服したとはいえ、各国の金融緩和も手伝って経済上昇のトレンドは緩やかながら続くような気がします。

 

今年で90歳のウォーレンバフェット。長期保有と言ってもその結末を見るのは叶わない可能性もあるなか、攻撃的に投資を続けるスタイルはまさに神様が如き所業だと言わざるを得ません。バフェット氏に”お墨付き”をもらった日本の商社に今後も目が離せません。

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