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輸入車狂が一週間トヨタCH-Rに乗った素直レビュー(後編)

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前回の前編ではCH-Rという車と取り巻く環境についてお話しました。グレード構成も複雑な日本車らしいラインナップでしたが2017年~2年連続で日本で一番売れたSUVにもなったCH-R。一週間じっくり毎日コトコト乗ってみて感じた印象を書いていきたいと思います。

1.2Lのエンジンは非力もメインタームはハイブリッドモデルか

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エンジンは1.2L直列4気筒ターボエンジンで出力は115馬力前後。

0-100m加速は11.4秒

この数字をどう見るかによりますが、

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コンパクトカーのメートル原器ことフォルクスワーゲンゴルフの1.4Lターボエンジン125馬力モデルで、

0-100加速は9.4秒

新車価格はどちらも同等です。後述しますがSUVではありませんが、ゴルフのコストパフォマンスの素晴らしさが際立つのかなと思ったりもしました。

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加速性能がドイツ車系に劣る理由として考えられるのがトランスミッション(変速機)にあるとも思います。トヨタ車は軽自動車等で使われるCVTというシステムをこのCH-Rにも搭載していますが、7速スポーツシーケンシャルトランスミッションと名付けられたこのシステムでしたが

フィーリングが最悪

です。本当にw

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まずアクセルレスポンスが悪く踏んでも、ターボが効き始めるタイミングとCVTのギア比が適切な広がりを見せるまでトルクが発生しないイメージなんです。一般道で2車線あって、前方に急な右折車両が現れたようなシチュエーションで左車線にさっと移動してなんてときは、ハンドリングのモタツキもさることながらアクセルのフィールや反応が分かりにくいのでどれだけ踏み込んだら良いか乗り手に伝わらないのです。

まぁ軽自動車にフィーリングは求めないですが、普通自動車でかつここまで作り込まれたデザインのSUVのCH-Rですから見た目通りのスポーティー感を出してもらえたらと思います。そういった意味でも軽自動車ライクな変速ショックを出さない乗り心地重視なCVTではなくトルコンでも良いので通常の変速機を搭載して欲しかったです。さらにめちゃくちゃ毒を吐くと

ガワだけ立派な軽自動車フォーマットのコンパクトカー

としか思えませんでした。上り坂では厳しい局面にも出くわしましたし、高速の追い越し車線で抜くときもアクセルを床まで完全に踏み込んでもなかなか加速がスタートしないモタツキもひどいですし、もう少しコンパクトなサイズならではの軽快感があっても良いような気がしました。今回はガソリンエンジンモデルでしたからハイブリッドシステムを搭載した1.8Lモデルなら軽快にドライビングが楽しめるのかなと思いました。フォローするとw機会があればハイブリッドモデルにも試乗したいなと思いました。

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後席はハッキリ言って狭め。大人が長距離で移動するのは疲れてしまうかもしれませんが子供であれば大丈夫かと思います。G-Tという豪華なグレードなのでキルティング風の座席は結構格好いいと思います。

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全席までの距離が近いので会話したり女子同士でワイワイしながらの移動なんかは良いかと思います。

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トランクも普通にたくさん積めるサイズでリモワの40Lクラスであれば3個ぐらいは余裕で入ると思います。

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ただ、ネガティブな点を言えばトランクの開口部が偉い高い位置まで上がってしまうので天井高の低い都内の地下駐車場なんかでは少し注意が必要かと思います。

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運転席からの眺望は望外によくガラスも広く大きく素直に運転しやすいなと感じました。この辺の設計は流石TOYOTAかなと思わされるところ。

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特筆すべきはこのモニターの大きさ。10インチiPadレベルで見やすく液晶もきれいで操作もしやすいインターフェイス。こういった使い勝手は輸入車メーカーの純正システムより日本人にとってははるかに使いやすい店かと太鼓判を押してオススメできるところかもしれません。

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デザインは個人的にはリアから見たこの角度がLEXUSを連想させる感じで好きですね。ゴテゴテしているとも言えますが攻めたデザインにしようとチャレンジしている姿勢は素晴らしいと思います堅物のイメージがあるトヨタですからw

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逆に前からのプロポーションがイケてない仮面ライダーみたいで苦手です。コレをカッコいいとは素直に思えません。オリジナリティが高いとは評価できますが自分のように好みは分かれてくるかと思います。同じ様な価格帯コンセプトの輸入車だと最近発表になったPEUGEOT2008なんか素直に格好いいと思います。

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こちらのだいぶ攻めたデザインだとは思いますが、ゴテゴテ感が少なめでCH-Rよりも先進的なイメージで良いかなと。

走りに関してはスポーティーとはかけ離れたフィーリング

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トランスミッションの話で少し触れましたが、走りに関してはリアのサスペンションの設定が最悪でFF車ならではのフロントヘビー感を強烈に残しながら曲がるのでアンダー気味になりますし、ボディ剛性はある程度あるのにエンジン出力が少なすぎてアンバランスな感じの仕上がりになっていると感じます。

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せっかく攻めたデザインなので個人的にはもう少しスポーツ感あふれる方向性でも良いような気がしますが、

万人受けする日本車的コンパクトカー

と考えれば、フワフワするステアリングや乗り心地の肯定できる要素なのかもしれません。ノアやボクシーをレンタルして以前二泊三日で運転し続けた機会があったのですが運転をはじめて一日目で腰痛と自分の運転で酔ってしまった経緯がありトヨタ車のシートと足回りにいい印象が全く無かったのですが、

CH-Rのドライバーズシートは素晴らしい

と名誉挽回のためお伝えしておきます。腰が痛くなることもないですしポジションが定まりにくくなることもないですし素晴らしいと思いました。

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以上が、今回一週間乗ってみたレビューになります。CH-Rは国民車的に売れていた時期もあるのでレビュー記事は腐るほどあると思います。今回は正直にネガティブポイント、ポジティブポイントを書けたかなと思っております。

ボディ剛性はトヨタ車として良いのにエンジン出力が非力すぎて活かせてない

印象が拭えない一週間でした。このCH-Rというコンセプトが一代で終わるのか、それともモデルチェンジを繰り返してトヨタのコンパクトカーのメートル原器となれるのか今後も試乗できる機会を作ってみなさまに輸入車狂の感想をお伝えできればと思います。

toyota.jp