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衝撃!革命的!既存メディアをぶち壊す”Win Win Wiiin”という黒船から見えた新You Tube論

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2020年11月23日現在、You Tubeの急上昇ランキングの1位、2位を独占している宮迫博之、中田敦彦による「Win Win Wiiin」というYou Tubeの新番組。これが個人的に非常に衝撃を受け革命的だと感じました。なぜそう思うのか、何がそんなに素晴らしいことなのか個人的な考察を交えプレゼンさせていただきます。

しがらみのない番組を作るという新しいコンセプト

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タイトル映像、タイトル音楽そのどれもが既存のテレビメディアの番組オープニングを凌駕する作り。この時点でこの二人がこの番組にかける「You Tubeにかける熱量」の違いを感じました。

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CG、アニメーション、ドラマパートそのどれもが地上波レベルと言っても過言ではなく、NetflixやHuluで有料で課金しても十分コンテンツとして成り立つレベルだと思います。そんなクオリティがテレビのように視聴開始時間に縛られれることなく、スマートフォンで合間の時間に見ることが出来るのです。オープニングを見て頂くだけでも、今ままでのYou Tubeの概念を大きく覆す雰囲気を見て取ることが出来ます。

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そして、第一回目のゲストは退所会見をYouTubeで生中継して大きな話題を呼んだ元NEWSの手越祐也。司会進行とプレゼンは中田敦彦、MCは宮迫博之、観覧のお客さんを入れてゲストを迎えてゲストの人物像を深く掘り下げていくトーク番組テイストです。ここまでであれば、

テレビ時代のテレビのフォーマットの焼き直し

に見えてしまうかもしれません。この”Win Win Wiiin”のどこが黒船なのかより深く考察していきます。

制限が無い、配慮がいらない、タブーがない

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豪華なセットは、宮迫博之、中田敦彦両チャンネルからの出資とスポンサーのロコンドやのむシリカから出ています。つまり、

地上波のように忖度すべき相手がほぼいない

のです。これは演者にとってはすごく大きいことで、自分の所属事務所、ゲストの所属、放映しているテレビ局、テレビ局の取引先、CMスポンサー、番組プロデューサー、ディレクター等々数え切れないほどの忖度や思惑に地上波は包まれており結果的に

演者がしたい番組したい発言には程遠い演出

がガンガン行われていました。しかし、”Win Win Wiiin”は

基本的にカット編集ナシ

時間無制限

事務所への配慮も不要

スポンサーへの配慮も不要

NG質問なし

You Tubeからの映像の転用も可能

こんな番組は地上波では絶対に絶対に実現不可能です。実際に見ていても3人の生き生きとしたトークがとても楽しく、10年以上めっきりテレビを見なくなった自分にとっては"トーク番組の理想形"ってこういうことなんだと思いました。"演者の意思を尊重し自由に製作されるコンテンツ"がつまらないはずがないのです。この規模を毎週なり、毎月なりYou Tubeで配信されれば、さらに話題になりもっと影響力を持つ番組になることは今回の配信で確信できました。色んなことがあったとは言え、才能に溢れかつてテレビでも活躍できた

宮迫博之、中田敦彦、手越祐也に見放されたテレビというメディア

に大きな希望があるとは思えません。間違いなく言えることは、彼らはテレビから見放されたのではなく"見放した"と言う点が重要なのです。中田敦彦、手越祐也に関しては自分から飛び出して居ますが、テレビに戻りたいと言う宮迫博之でさえ実は、『テレビ界からの冷遇に我慢しきれず』動き出した経緯があるのです。

単純に現代の視聴スタイルに大きなアドバンテージがあるYou Tubeだからという点だけではなく、才能あるクリエイターが本気でお金を出して制作をすれば”Win Win Wiiin”のような番組を作れることを今回テレビ関係者にぶっ放したのと同じで彼らが今何を思うのか非常に気になります。この期に及んでまだ彼らを見下すような、この番組を馬鹿にするような放送関係者がいるなら、その思想こそがオワコンです。

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前後半合わせて90分。映画一本分ぐらいの時間でしたが正直イッキ見出来るほど、あっという間に楽しく見れました。中田敦彦の分析力と洞察力は、You Tube大学譲りで相変わらず素晴らしく宮迫博之はアメトーーク譲りのゲストの感情や同調を上手に引き出し、この2人がこんなに息がピッタリのコンビだとは思いませんでした。手越祐也もタブーと思われるジャニーズ事務所の話、山下智久の話も如何なく発揮。手越祐也という人物が実はこれほどまでに"思慮深い人"だっとは思わず、意外な一面も見ることが出来ました。カメラワーク、スイッチング、編集、テロップどれを見てもYou Tubeのクオリティを三段飛ばしで大きく超えてきてきました。自分の想像を遥かに超えた”Win Win Wiiin”という黒船は実は既存のテレビメディアを壊すのか、はたまたサブスクリプションモデルのサービス(Netflix、アマゾンプライムビデオ等)の視聴時間を奪うのか、もしくは素人系YouTuberへの影響はあるのか個人的には

後にYouTubeの大きな転換点となった番組

だと言われる可能性を秘めている。そう率直に感じました。まずは、皆さんにも見ていて頂きこの大きなチャレンジを感じてもらえたらと思います。