クルマ大好き、輸入車大好き、本能ブログのクルマ大臣さじゃんです。今回はお世話になっているディーラー様から代車でお借りした2019年式の最新型のポルシェパナメーラ4S を一週間お借りし通勤、市街地、高速道路など2週間ほど過ごさせていただき感じたレビューをさせていただきたいと思います。
ポルシェ好きで現在所有を含め4台以上のPORSCHE歴
現在はポルシェのミドルサイズSUVである、マカンSに乗っています。過去にはカイエンS、ボクスター、911を所有していたこともあり「パナメーラ以外のポルシェは所有していた時期があった」というポルシェ好きだと思っていただいて構いません。
(Leica SL Type601)さじゃんの過去の愛車911と仲間のポルシェ達
ポルシェと言うメーカーの魅力を一言で語るは非常に難しいのですが、
クルマとしての圧倒的な走行性能をドライバーに提供
している会社それがポルシェだと思っていただいて構いません。ROLAND風に言うならば”ポルシェかポルシェ以外か”と言って良いぐらいドイツ御三家や日本車、イタリア車とも違う乗り味であったりブレーキの安心感であったりコーナリング性能であったり別次元のスポーツカーと言っても過言ではありません。今自分が思う感想をポルシェに乗られている方なら理解してくださると思います。いい意味で出過ぎないシンプルで洗練されたデザインとスポーツカー他社に比べると控えめなエンジン音、短い時間の試乗では感じることのできない走行性能の高さ、乗り込んでいくたびに感動するコーナリングやブレーキ。言いすぎかもしれませんがそのどれもが世界の他社メーカーよりも優れていると本気で思っています。クルマに詳しくない方だと
フェラーリとポルシェはライバルである
という認識を持たれている方も少なくないと思いますが実は全く違っていて、
PORSCHEは”実用性と走行性能を突き詰めた車”
フェラーリは”官能性とエンジン音、美しいデザインを突き詰めた車”
であり価格帯も圧倒的にFERRARIの方が高かったりします。僕個人がこれだけの台数ポルシェを乗ってきた一番の理由が、通勤、旅行、買い物など日常使い普段使い出来るスポーツカーだということ。(スーパーカーと書くと違うという方もいるのであえて)という訳で20年前からずっとポルシェに乗り続けている自分が唯一ちゃんと乗ったことがないポルシェのラインナップそれが今回の4ドアサルーンであるパナメーラだったんです。
ポルシェパナメーラという車の成り立ち
2009年の上海モーターショーでデビューした、ポルシェ初の4シーター(ここがポイント完全4人乗り)4ドアセダンモデルです。2002年にデビューしたカイエンがポルシェ初の4ドアモデルですから、パナメーラの位置づけはあくまで背の低いカイエンと当時思われていました。しかしこの車に与えられたトランスミッションはスポーツカーに採用されていたダブルクラッチの「PDK」。カイエンに与えられていたティプトロニックと呼ばれるトルコンATよりスポーツカー寄りの変速をみせる機構でありスポーツ走行に特化した走りを他社メーカーにも印象づけました。しかし当時カイエンに乗っていてパナメーラのデビュー時に試乗しに行った際感じたフィーリングが今でも忘れられなくて、この車が購入検討からその後”外れる”こととなりました。なぜなら、
スポーツカーだと思ったら物凄くマイルドすぎるサルーン
なドライブフィールだったのです。クイックなハンドリングとは程遠く、アクセルレスポンスもスポーツカーよりは高級セダンよりで同乗者には「すごい良い乗り心地だね」と褒めて貰えそうなフワッとした柔らかめのサスペンション(試乗車がエアサスだったことも影響か)で言葉を選ばないなら
レクサスLSかメルセデスSクラスセダンでも運転しているかのよう
な錯覚に陥り、スポーツカーやスーパーカー好きな自分としては相当大人な印象を持ってしまい、PORSCHEの中では一番苦手な車種となってしまいました。
メルセデスAMGS55あたりがポルシェとしては仮想ライバルで、スポーツセダンを購入したいとする客をドイツ御三家から奪おうとする意図が見え隠れするパナメーラの乗り味とフィールでBMW.M5やAudi.RS7あたりと拮抗させるようなテイストに仕上げてあるように感じました。「生粋のポルシェラバー」からすると、ビジネスのために生み出されたカテゴリーでありカイエン誕生の時の様な「SUVという新しいカテゴリーを作るぞ!」と言った今のテスラのようなパイオニア的プロダクトでもないパナメーラは、ポルシェの中でも販売台数からみても市民権をいているとは言えない状態が初代では続いていたように思います。
ところが、二代目パナメーラがデビューした時このあまりのカッコ良さに即オーダーしようかと思ったぐらいの衝撃を受けました。911に似たリアデザインと現行の718シリーズを更に近未来化させたようなフロントマスク(今考えるとポルシェ初のEVであるタイカンに近い感じもありますが)でエクステリアの質感が大幅に向上したように感じていました。ですが、初代を試乗したときの印象が拭えず2代目から3年ほどが経過していましたがオーダーはもちろん試乗すら出来ていない現状でした。個人的には5年ほど乗っているマカンSが予想以上に気に入っていたと言うこともあったのですが。。。
都内でもカイエン、マカンはよく見かけますがパナメーラはSUV系に比べるとサイズ感の影響もあってかそこまで見かけないので走り去る姿を見て毎回かっこいいなと素直に思っておりました。で今年ディーラー様のご厚意で2週間ほどMY2019パナメーラ4sと過ごさせていただきました。
その美しさカッコよさは眺めていても洗練されているの一言。次回はこのパナメーラ4Sの使い勝手や試乗記をお届けしたいと思っています。長くなりましたがまたお付き合いいただけたら幸いです。