箱根の高級旅館をコンプリートしてみたい!さじゃんです。いぜん本能ブログマーケティングディレクターのトモGPがご紹介したセンチュリオン箱根別邸の記事もたくさんのアクセスを頂き箱根というエリアの都民の関心の高さを伺わせるものでありました。
今日ご紹介するのは、箱根宮ノ下にある”アートと音楽のホテルー箱根真奈邸”です。箱根は美術好きにはたまらないエリアだというお話をさせていただいたばかりでしたが、
旅館名が[アートと音楽のホテル]というこで期待が否が応でも高まります。一体どんな温泉宿なのでしょうか。
小涌谷駅から車で2分の急坂に位置する天然温泉
箱根の山は天下の険なんて言われていますがwご覧の地図を見ていただいてもお分かりいただけるかと思いますが、うねる山道の途中に宿があり今回は自分のマイカーで向かいましたが電車や交通機関を利用していかれる方も小涌谷駅までの無料送迎はあるそうなのでアクセスは困らないかと思います。
箱根登山鉄道も近くを走っていたりご覧のような小川が流れていたりポーラ美術館同様自然と溶け込みたい、ゆっくりとした時間を過ごしたいと思われる方にはうってつけの宮ノ下のエリアかと。強羅周辺も賑やかでいいのですが温泉街的なものが無い代わりに得られる静寂や水の音はヒーリング効果が高いかと思います。
ロビーに入るとグランドピアノの生演奏が!新しい施設という訳はないのですが、明るく開放的なデザインで高級感をしっかりと感じられます。
チェックインもこうした落ち着いた雰囲気の中で行われ”大人の宿”感は満載です。機械的に流れるBGMと違ってピアノの生演奏は、いやし効果が高まるような気がするのは自分だけでしょうか。
和洋折衷建築が箱根宮ノ下の自然と調和
今回予約したのは客室内に半露天風呂がついているプランでしたが布団苦手な自分には嬉しいキレイなリフォームされたツインルームでした。
足元には箱根宮ノ下の自然が180℃見渡せる大きな窓。この時点で都内とは違う環境であり非日常を味わえてるなと感じていました。
客室内の温泉も広さも十分で景色も見渡せる最高の環境でした。時間や人目を気にせずゆっくりできるのはやはり贅沢な時間なのだと。
館内には予約不要で利用することができる貸切露天風呂が3箇所も!
こちらも半露天風呂タイプでゆっくりと過ごせますし、源泉かけ流しですのでかなり温まる感じがします。ハード面では新しいとは言えないもの上品に清潔感が保たれており、全体的に落ち着いた内装です。家族向けというよりは大人の2人旅なんて良いかと思います。
想定を上回る美味しい料理の数々
お食事は個室のレストランでいただきます。こちらもリフォームされた感じがあって非常に高級感がありました。お部屋食が好きな方もいるかと思いますが自分はやっぱり移動して会食したいタイプですw
料理は和風創作料理がメインですが、スタートからバーニャカウダが登場。しかもこの野菜がかなり新鮮でとても美味しかったー。
秋の食材を次々と利用した先付けの数々。あいにくコロナ禍でお酒の提供はありませんでしたがそれでも非常に美味しかったです。
ノンアルコールビールの提供はできます!(時期によって変わると思われますのでご確認ください)
ひと手間加えられたお作りも非常に新鮮で素晴らしい完成度。個人的には過去の箱根旅館経験の中で一番料理がお美味しいかもと感じました。
締めは松茸ご飯で。赤味噌の味噌汁と共におかわりも出来ました。こちらもお米や素材に相当拘っていてとても美味しかったです。
肝心のアート&音楽は!?
そういえば、宿のテーマである”アート”はどうなんだというと部屋や廊下に飾られたこうした日本画がメインでこれ見よがしな現代アート作品というわけではなくあくまで和風建築にマッチするような作品がいたる所にさり気なく展示されていました。
色使いも繊細な作品が多いので注意してみていかないと見落としがちな感じもwアートと音楽のホテルと銘打つもかなり両者ともに宿泊中にその存在を強く感じることはないので、おまけぐらいに思っていたほうが良さそうです。
いかがでしたでしょうか、アートと音楽と書かれると普通の和風旅館ではないように感じるかもしれませんが実は料理と丁寧な応対と王道の箱根の温泉旅館でした。しかも料理が本当に絶品で箱根ブランドを考えてもこの内容で2名で5万円アンダーならばコスパ最高なのではとさえ感じました。強羅周辺のように徒歩圏内で見どころが多いとは言えない宮ノ下エリアですが、絶品パン屋さんなんかも実はあったりもしたので後日ご紹介できたらと思っております。デジタルデトックスをしつつゆっくりと川の音を聞きながら過ごす至極のひととき、真奈邸箱根は本当にオススメできるホテルです。