クラシックミニ歴1年半突入！さじゃんです。楽しく乗っていたのですが、乗りすぎて腰痛&肩痛を発症してしてしまいましたｗもちろんクラシックミニの運転が楽しすぎて、日常の足として遠足の足として購入から1000km以上乗ってきたからに他ならないのですが。過去乗ってきたスポーツカーやスーパーカーとクラシックミニは一体何が違うのでしょうか。
コイルスプリングではなくラバーコーンサスペンション
車が好きじゃな方を多少置き去りにしますが、令和現在EVも含め乗用車の99%に使われているのがコイルスプリングというグルグルのバネが足回りに搭載されており道路の段差や突き上げを吸収してくれる装置が入っております。しかし、クラシックミニは50年以上前に設計され”可能な限りの省スペース化”と”軽量化”を目指した結果このコイルスプリングを搭載しませんでした。金属製のバネの代わりに搭載されたのがラバーコーンと呼ばれるシリコン製のサスペンションです。
金属製のバネではなく、ゴムのような素材の部品がショックアブソーバー（衝撃後の揺れを抑える部品）とともに組み合わされておりメリットは車や足回りを軽く作れる、省スペース化できるというものですがデメリットは
・ラバーコーンが劣化しやすい
・突き上げや段差を激しく拾ってしまう
良くも悪くも現代車には見られない乗り味になってしまいます。クラシックミニに乗ったことがある方、試乗したことがある方ならわかると思いますがこの不快（人によって）な突き上げや揺れに断念して見た目や運転の楽しさを乗り越えることができず購入を断念する方も多いかと思います。
しかし、いざ購入して一緒に生活してみると過去に体験したことのない運転の楽しさや見える風景の変化、CGに認定されるほどのスポーツ性能と個人的には過去一買ってよかった車と言っても過言ではないそんな車です。
ミニが車を変え、イギリスが世界を変えた。と素晴らしいタイトルを付けてくれているCGクラシックですが、まさに個人的にも
クルマと言う概念を変えてくれてくれた一台
と自信を持っていえる素晴らしい車です。しかし、ラバーコーンサスペンションの特徴を先ほどお伝えしましたがサーキットを走る専用車の如き硬すぎるラバーコーンの足回りにもともと腰痛気質の自分はすっかり体を痛めてしまい、
好きだから乗りたいけど乗ると肩&腰が悪化
という中年特有ともいえるジレンマに突入し、手放すことも考えるようになってしましいた。
コイル化が定番のカスタムだが
クラシックミニの定番の乗り味マイルドカスタムの定番と言えば、ラバーコーンサスペンションのコイル化が挙げられると思います。当然自分も購入したクラシックミニ専門店に相談したのですが、
コイル化はクラシックミニの良さがスポイルされるしボディの特定の箇所を大きく痛めるので絶対にオススメしない！
と強く反対されました。クラシックミニ一筋20余年の主治医の先生にここまで断言されると他のショップさんが施工しているからとか一般的だからといって信頼している方にこう言われるとコイル化を諦めざるを得ません。では、腰痛パッドを敷いて対応するしかないのかと諦めかけたその時！
ロングラバーコーンというサスペンションがあります！
という天の声が。ロングラバーコーン？？となりましたが実際の商品はこちら↓
通常のラバーコーンに比べて長く作られており、突き上げ感が減少するもの。ちなみに乗っていくとラバーコーンはこのように変化して行きます。
もはや山になっていたはずのラバーコーンがドーナツ状にwww衝撃を吸収できるような形を留めていません。ラバーコーンが小さくなる=見かけの車高も低くなるということで、1年ほぼ毎日乗っていたので気が付きませんでしたが当初は指が三本ほど入っていたタイヤハウジングも気がつけばツライチ（ジャスト）の状態に。。。
売却せずもっと長くクラシックミニと付き合うためにロングラバーコーンへの交換を決意いたしました。
部品代&取付工賃15万円の手術
丸3日間の入院となりました。まず乗り込む前に感じた第一印象は、車高高くなったなーと。かと言って特に見た目がおかしくなったとかバランスが悪くなった感じるれベレルではないので安心しましたが。
指一本も入らなかったのに施工直後はこんな感じのクリアランスが！
ゲンコツ一個ギリギリといったところｗですが今までに比べると相当高い印象です。
フロントも指4つ分入ります。今までは指一本入るか入らないかといった感じでしたが。
ラバーコーンだけを入れ替えるだけでなく、ショックアブソーバー、ハイローキッドなど足回り全体の交換となりました。現代車で足回り全体をリフレッシュしようと思ったらこんな金額では到底交換できないので金額的な負担も安いのがクラシックミニの魅力かなーと思ったりもしました。
腰痛改善！乗り心地がマイルドに！
走り出してすぐ、ロングラバーコーンの効果を感じることができました。マンホールのような障害物を乗り越えるときも腰や体全体を激しく下から突き上げる衝撃はかなりまろやかになり、
サスペンションの角が大きく取れた印象になり乗りやすく
なりました。今までは車内でドライブにて飲み物を飲むことは走行中難しいと感じていましたがこのサスペンションであれば快適にとは言いませんが飲めるようにはなったと思いますｗ
乗り心地の硬さや快適性でクラシックミニを諦めた方、コイルではなくあくまでラバーコーンで乗り心地を改善したいなら今回交換したこちらのキットをオススメします。
もちろんコイル化ではさらなる、フィーリングの向上を見込めると思いますがあくまでミニを労りミニ本来の走りのフィーリングを残して快適性を上げるのであればロングラバーコーン&スムーサーキッドはオススメかと思います。
車内で温かいコーヒーを飲むことも難しくなくなり、ますます付き合いやすくなったクラシックミニ。世界中がEVへ進もうとしている今逆行しているのは分かっているのですがぜひ皆様には価格が高騰しつつあるクラシックカーブームの今、手が届くうちに一度乗ってみていただけたらと思います。毎日過ごしている風景が違って見える生活になりますよー！
