旅は道連れ世は情け、さじゃんです。今日は月一回は絶対に仕事で利用している新幹線。特に東北新幹線は個人的にかなりの頻度で乗っていて今回、ブログの為読んでくださる読者の方のためと称して泣く泣くｗグランクラスに乗ってみたのでリポートしてみたいと思います。
12年の歴史を誇るグランクラス
グランクラスが誕生したのは2011年のことでした。これは新幹線で初めてとなるプレミアムクラスの座席を提供することを目指したもので、東北新幹線（東京～新青森間）の開業に合わせて導入されました。新型車両E5系「はやぶさ」の先頭車両に設けられたグランクラスは18席だけのプライベート空間でより高度なサービスと快適性を提供することを目指しました。
「“特別な貴方”のためのプライベートキャビン “特別なお客さまのため”だけに作られた、プライベート空間。すべては“18名のお客さま”のために。」
というコンセプトの下、人間工学に基づいたシートデザイン、個々の乗客のプライバシーを尊重する内装、高品質な食事と飲み物のサービス、そして最高級の接客サービスが提供されました。
その後の新幹線の開業とともにグランクラスはさらなる改良と進化を遂げていきました。E7系・W7系の北陸新幹線におけるグランクラスの導入や、北海道新幹線（H5系）におけるその更なる改良など、都度サービスのクオリティは向上していきました。特に先頭車両に位置することで他の車両との移動のお客さまが通過しないため、静寂性と快適性に優れ、よりプライベートな空間を保つことができるようになりました。またシートのリクライニング機能の向上、各座席に設けられた機能性と快適性を追求した設備の改善、そしてより上質な食事と飲み物の提供など、常に乗客の快適性と満足度を追求する努力が続けられてきました。
サービスと設備は旅客機のファーストクラス並
グランクラスの座席は通常の指定席やグリーン車新幹線よりも大幅に広く、リクライニング機能とフットレストを備えています。それぞれの座席はプライバシーと快適さを最大限に確保するためにグリーン車よりも広い間隔を持って配置されています。。グランクラスには人間工学に基づいたバックシェルタイプのシートが採用されています。全席独立型のシートは手元のコントロールパネルにより最大45度のリクライニングが可能。リクライニング時は背もたれと座面のほか、レッグレストとフットレストが連動し長時間の移動でも快適な座り心地を実現します。
また、各シートにはダイニングテーブルやカクテルトレイ、デスクライトやパーティションといった便利なパーソナル機能が備わっています。アームレストには電源コンセントが設けられ、移動時の電源供給に使用できます。「やすらぎ」をテーマに設計された車内は、シックな木目とメタリックが調和する落ち着いたデザイン。天井や足元を暖かい色調のLED間接照明が照らします。シート上部には大容量のハットラックが完備され、バッグやお土産などの手荷物を収納できます。先頭車両に位置するグランクラスは車両移動のお客さまが通過しないため、他の車両に比べ静寂性と快適性に優れています。シート周りや通路には十分なスペースも確保されているため圧迫感がなく、ゆったりとした時間を過ごせます。
さらに、グランクラスのサービスはお食事やドリンクにまで及びます。乗客は、季節に応じた料理を堪能することができ、これらの料理は一流のシェフによって作られ、高品質な食材を使用しています。加えて、さまざまなアルコール飲料やソフトドリンクが提供されます。
東京と青森間のグランクラスの一方向の運賃は、大人で約26,000円です（2023年7月現在）。これに対してグリーン車は約16,000円となります。これらの価格は季節や混雑度によって異なる場合があります。グリーン車とグランクラスの最大の違いは、そのサービスと設備の豪華さです。グリーン車は一等車両で、広い座席と静かな車内、個々の読書灯、フットレストなどが特徴ですが、グランクラスはこれをさらに上回ります。グランクラスでは、より広い座帔、豪華な食事、個々のエンターテイメントシステムなどが提供され、その体験は新幹線の旅行を一段と豪華なものにしています。
まとめ
グランクラスは、東北新幹線のプレミアムなサービスです。その豪華な設備と一流のサービスは価格が高いと感じるかもしれませんが、それが提供する至高の体験を一度味わってみる価値は十分にあります。また特別な旅行やビジネスでの移動など、よりリラクゼーションとプライバシーを求める乗客には特におすすめです。一度グランクラスでの旅を体験すればその違いと価値が理解できることでしょう。
今回はグランクラスの基本的な情報をおさらいしましたが、次回は自分の実際に乗った体験記をお届けしたいと思っております。
