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バス釣りの聖地”霞ヶ浦”でど素人が人生初のバスボート体験したら人生観が変わった(後編)

大物!?のキャットフィッシュを釣り上げたトモGPの写真です、素晴らしい笑顔なのですがお見せできないのが残念です、CEOさじゃんです。前回の記事では霞ヶ浦のバスプロ、Hくんのボートやマリナー周囲を中心にお届けしました。

前回は実際に釣りに出る前での出港準備のお話でしたが今回はいよいよバスボートで人生初のバス釣りへと漕ぎだします!!

実は年々バスが釣れなくなってきている霞ヶ浦

Hさんの素晴らしい275馬力のバスボートです。前回のブログでもお伝えした通り軽々と3人乗車でも100km/h以上のスピードが出るジェットスキーのような競艇のボートのようなスーパーカーのような異次元のスピード体験。

この美しい情景とあり得ないスピード感のギャップが自分が今まで感じたことのない自然の雄大さだったので本当に心を打たれました。人生観が変わったするのなら釣りだけではなくバスボート体験が8割といっても過言ではないかもしれません。

(左:トモGP、右:バスプロHくん)

Hくんによると、「霞ヶ浦」はバス釣りのメッカだったのに年々釣れなくなってきているとのこと。マリーナで関係者の方にもお話を前日に聞きましたが

「13時間あらゆるポイント回ってガソリン80L使って釣れたのは小さいバス3匹。それが今の霞ヶ浦だよ」

僕ら素人からするとこの釣果がどれほどの難易度なのか正確にわかりかねるところもありますが、この日も一日トモGPと一緒にHくんに密着してもバスは一匹も釣れませんでした。プロの資格を持ちバスボートまで所有している彼ですらこの釣果ですから、一般ライトユーザーはもっと釣れないのかなと心配になしました。

とは言え今回同行して分かったことなのですが、バス釣りは”テクノロジーがかなり先進的に使われている”ということ。バスボートにはこのようなGPSやソナーが運転席と船主部分に取り付けられています。

前方には近距離移動用のモーターとご覧のように潜水艦にでも使われるようなレーダーソナーまで備えています。バス釣り、バスプロは自分の感覚や魚の特性なんかを理解し推測し竿を投げているのではなく(釣りキチ三平の世界線んですねw)こうした最新鋭の高額機材を惜しみなく投入しバス釣りに向かっていることにガジェット好きとしても偉く感銘を受けました。

霞ヶ浦のあらゆるポイントを早朝から夕方5時までこの日は回って、ずっとロッドを投げつ続けてブラックバスの釣果はゼロでした。でも彼曰く「最近の霞ヶ浦はこんな感じだよ、琵琶湖とかのほうがもう少し釣れると思うけど」とこぼしていました。しかし、訪れた10月の最終週には霞ヶ浦で大規模なバス釣りのイベントも開催され全国からトッププロが訪れてトーナメントが開催されるとのこと。

今日現在(2023年11月10日)大会は終わっていましたので結果も出ています。上記リンクから参照できますが、トッププロでも釣果が0という方が何人も。。。

それほど、難易度が高い競技だということも知りませんでしたしトッププロでもこの成績ですからバスプロのHくんは本業は釣り関連ではないですから、この日の釣果が0も納得の結果です。

バスに代わりめっちゃ釣れる魚が!

バスに代わりめっちゃ釣れる魚があるんだよ~!とHくんが仰ってくれて我々お客様釣り人が案内されたのがこのポイント。霞ヶ浦の中心部付近に浮かぶなにかの基地のような建物。

海底油田のような基地ですが、Hくん曰く気象管制塔的なものだそうですw

今日初ヒットがトモGPのこの魚、いま霞ヶ浦でめちゃくちゃ釣れると話題のキャットフィッシュ(アメリカナマズ)です。こうしてみると結構立派なサイズですね!引きも強くて自分もこのあと何匹か釣ることになりますが、初心者が格闘する相手とはしては申し分ないかとおもいますw

釣った後はこんな感じで霞ヶ浦に返します!キャットフィッシュはちゃんと泥抜きしないと素人が食べれるような魚じゃないと言っておりました。霞ヶ浦周辺では名物としてナマズ料理を出すお店もあるとか。

その後も一番釣果を出したのは釣り人トモGP。小さなタナゴ(たぶん)を釣り上げたり完全なるキャットフィッシュハンターとしての1日を満喫しておりました。

流れる非日常の贅沢な時間

休憩するトモGPとHくん。その後も風も波もない優しい水の音だけが響く湖面でこんな感じでゆっくりする時間。釣りって釣れないと面白くないと思っていましたが、こと霞ヶ浦のバスボート体験に関しては違っていました。この「他愛もない事を話しながら何もしない時間が本当に贅沢」であくせく経営者として働く僕たち3人の心を大きく穏やかにしてくれていたような感覚になりました。本当に癒やされました。

途中ご覧のように普段は絶対に見ることのできないアングルで東関東自動車道の陸橋の下までこれました。カーブとアーチが美しいアーキテクチャでした。

雄大な自然過ぎてここが関東、日本だということを忘れるぐらいの素晴らしいロケーションです。見渡す限り、水平線か地平線しか無いのですから。

だんだん日も落ちて、涼しくなってきたのでそろそろ戻ろうかと。こんな美しい夕焼けを日本で見たのは初めてというぐらい素晴らしい夕焼けと霞ヶ浦の自然。そして前回からさんざんお見せしている、帰港の走行シーンとなるわけです。

マリーナからは反対側のポイントで最後は釣っていましたから、マリーナまで15分間このスピード感のままありえない暴風音とともに見たこと無い幻想的な湖面と夕日を感動的に味わうことができました。きっと一生忘れない、ロケーションでした。釣れた、釣れないとバスプロの方は生活や仕事ですから死活問題ですが趣味でバスボートをもってこうして自分のペースで穏やかに釣りを楽しむ。今まで自分たち都内で生きてあくせくしている人間には体験することのできないスケール。いったい小さな日本で何をそんなに悩んでいたのか、馬鹿らしくなった自分がいます。

まとめ

「釣りを知らないことは人生の楽しみの半分を知らないことだ。」

「もし釣りが仕事の妨げになるのなら、仕事の方をあきらめなさい。」

「永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。」

数多くのこうした釣りの名言の意味を今まではあまり理解できませんでした。しかし、今回幸いにも最上級の環境でバスボートでバス釣りを1日楽しんだことでこうした名言の言わんとする意味を3割ぐらいは理解できたような気がします。

釣ることよりも、”自分の思うようにならない自然と(魚)対峙して自分の小ささを感じなさい”とゆっくり自分をリセットする時間なんだということが今回理解できました。こんな貴重な経験をさせてくれた親友のHくんには心から感謝しますし、また気候のいい時にしようと誘ってくださったのでまた来年も行かせていただけたらと思っております。

Hくん、本当にありがとうございました。素晴らしい体験でした。