実は海外で飛行機に乗り遅れた経験があるトモGPです。空港を利用する際には決して飛行機に乗り遅れたくはないので空港までの交通手段としては可能な限り公共の乗り物を利用するようにしているのですが、時と場合によっては自分のクルマで向かわなければならない場合もあります。そこで問題になってくるのが空港の駐車場問題です。特に”羽田空港駐車場の混雑問題”は非常に深刻で、自分も先日この問題に直面してしまったことから今回はそのレポートと”混雑を回避するための最新の方法”をお届けしたいと思います。
羽田空港駐車場問題
東京は大田区にある日本最大の空の窓口”東京国際空港”、通称”羽田空港”、1日の平均乗降客数は約7万5千人と名実共に日本を代表する空港なわけですが一つだけ大きな欠点があります。それが冒頭でも触れた”駐車場問題”です。羽田空港は電車やモノレールなど都心からのアクセスは比較的良いほうですがクルマで空港まで来てそのまま飛行機を利用するという方も多く存在します。しかし羽田空港の駐車場は1日の空港利用客数に対してクルマの収容台数が圧倒的に少なく、普通の週末でも時間帯によっては待ち時間は2、3時間、お盆やお正月などの大型連休になれば4、5時間待ちは当たり前といった混雑状態です。
一応混雑状態はチェックできますが週末や連休はご覧の様にほぼ間違いなく全て混雑か満車です。出発当日に駐車場待ちのクルマの列に並んでいて飛行機に乗れなかったというケースも珍しくはなく、その様子をテレビのニュースなどで目にしたことがある人も多いかと思います。そんな”駐車場混雑問題”が常につきまとう羽田空港なのですがもちろんそれを回避する方法も存在します。
羽田空港駐車場は予約が可能
羽田空港は国内線の第1ターミナルと第2ターミナルに併設されたP1〜P4の4つの駐車場の他に国際線である第3ターミナルに併設されたP5と計5つの駐車場があり、ご存じの方も多いかと思いますがこのうちのP2〜P5は予約が可能となっているのです(オンラインのみ)。
公式ですのでご覧の様に価格は最安値(予約には別途¥1000必要)となっております。しかし各駐車場ごとの収容台数が約2500台なのに対し、P2~P4の予約枠は各600台弱と非常に少なめ。P5に至っては予約枠はたったの75台ですので当然週末や連休などの羽田空港駐車場の予約枠は争奪戦になってしまうのです。
予約開始は30日前の午前10時〜(P4だけ午前0時〜)なのですが、週末や連休の予約枠は予約スタートと同時に埋まってしまうイメージを持っていいただけると良いかもしれません。つまり羽田空港駐車場の予約枠を獲得できるかどうかはほぼ”運次第”となってしまうわけなのです。
空港周囲に多く存在する民間の駐車場
なかにはこの様な予約代行サービスまであるのでどうしても羽田空港の駐車場に!という方は利用してみても良いかもしれません。しかし間違っても出発の当日に駐車場に並ぶ様な事態だけは避けたいところです。そこで便利なのが空港周辺に多く存在する"民間が運営する駐車場"です。
料金は公式に比べると全体的に割高ですが確実に駐車をすることができ空港への送迎も付いているので非常に便利です。もちろん民間の駐車場も大型連休には予約で埋まりますので早めに押さえるに越したことはないです。
今回自分も民間の駐車場を押さえて一安心していたのですが、ここでまさかの問題が起きてしまったのでした。
民間の駐車場のほとんどは外車を預かってくれない
そうなんです、車種にもよるのかもしれませんがその駐車場が契約している保険の関係上なのかほとんどの民間の駐車場は外車を預かってくれないのです。"外車オーケー!"と記してあっても車種を告げると全てダメ、これには参りました。
そこで今回は自分も利用した車種に限らず平置きで駐車できるおすすめの穴場駐車場を紹介したいと思います。
羽田エアポートガーデン
まず1つは2023年の1月に全面オープンとなった複合型商業施設"羽田エアポートガーデン"です。収容台数は約450台でなんとこちらは事前予約可能というから驚きです。しかし駐車料金に関しては1日の最大料金は無く、
・入場から1時間毎に¥300(多客期は¥500)
・予約料金は一律¥1400
とシンプルなシステムなのですがやはり他の駐車場より割高になってしまうのは避けられません。しかし"確実に予約できる"という安心感はやはり大きいので選択肢の1つとして覚えておいて損は無いも思います。
羽田イノベーションシティ
こちらはなんと2023年11月にオープンしたばかりの大規模複合施設です。商業施設というよりはイベント会場やホテルを中心とした実験的なスマートシティといった感じなのですがここにも駐車場があるのです!
平置き190台、機械式80台の計270台が駐車可能。予約はできませんが利用料金は、
・通常料金¥220/30分、24時間以降¥440/60分
・最大料金¥3080/24時間
と、こちらなんと最大料金があるのです。しかも最大料金は何日停めても適用されるというから嬉しいではありませんか。しかし1つだけ注意点として48時間以上駐車をする場合には(番号)こちらの方に連絡を入れる必要があるとのことですのでそこだけご注意を。しかも空港までの無料シャトルバスもあるのでアクセスも便利。
とにかく2023年11月オープンしたてなのでまさに2023年の今1番おすすめの駐車場です。残念ながら今のところ混雑状況を調べることはできませんが、穴場といってもやはり空港に近く便利な駐車場ですのでなるべく時間に余裕を持って向かわれた方が良いかと思います。
まるでバチェラーの様な駐車サービスも
最後に、どう考えても間に合わない!でも乗り遅れることはできない!という方はなんと出発ロビーの前で車を預けることができるというまるでバチェラーの様なバレーパーキングのサービスを行なっている会社もあります。もちろん高額ですが車種は問わず当日予約もオーケーらしいので、本当にピンチな時の最後の切り札として持っておいても損は無いかもしれません。これから年末年始に向けて羽田空港は非常に混み合いますので、クルマで向かう予定のみなさんは早めの準備をおすすめします。