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BMWの最高峰!”M4”と”M440i”をガチ!徹底比較試乗してみた(前編)【Mパフォーマンス】

皆さん、クワイエットラグジュアリーはお好きですか?さじゃんです。昨年来からファッション業界ではクワイエットラグジュアリーというコンセプトが流行の兆しを見せているのをご存知でしょうか?

ー“クワイエット・ラグジュアリー”はその名の通り、派手で目立つデザインを遠ざけ、抑えた色や柄で素材の上質さを引き立てる、気品ある装いのこと。 ロゴやモチーフは押し出さず、控えめで穏やかでありつつ、クラス感はしっかり醸し出すところに特徴があります。 例えば、「ザ・ロウ(THE ROW)」はジャケット部分がカシュクール風。ーつまり、いわゆる”BALENCIAGA”とか”CELINE”みたいなロゴを全面に押し出すような服ではなく企業ロゴ等を一切廃して生地や上質感だけで勝負するファッションのことを言います。とココまで説明しておいてなんですが今日は服のお話ではなく車のお話。自分が現在乗っているAMG 35CLAも個人的にはドイツ車界のにおけるクワイエットラグジュアリーだと思っております。

簡単に言うとAMGモデルも普通のメルセデスのモデルも

”ぱっと見ではどちらが高性能モデルか分からない”

という所謂クワイエットラグジュアリー的なモデルなのです。知らない方も多いかと思いますが、ドイツ車御三家(メルセデス、BMW、Audi)はそれぞれこうしたハイパフォーマンスモデルを用意しております。

コンパクトモデルからこうした、ハイパフォーマンスモデルは用意されており右から”アウディRS 3、BMW M240i xDrive、メルセデスAMG A45 S”となり、命名規則は

メーカー名+ハイパフォーマンスグレード名+クラス

となっており、メルセデスであれば「メルセデス+AMG+A(クラス)45s」という名付けになっております。

自分の車もMercedes AMG CLA 35 4MATICという正式名称であり、Mercedesとは別にAMG社というチューンナップ専門の会社があります。トヨタや日産にも近しいモデルあったりするので例を上げれば分かりやすいかもしれませんが。(TRD,GAZOO、NISMOなど)で今回は50年の歴史を持ちモータースポーツの”M”の文字を冠したBMWのチューンナップ会社であるM車のモデルをご紹介&試乗してきましたのでレビューをしていこうと思っております。

3シリーズの頂点はM340i

BMWの公式HPを訪れるとカテゴリーの欄にモデル・グレードを表す数字と「i」と「M」の文字が別表記されているのが分かります。普段街中で見かけている一般的なBMWは数字を頭文字とするモデルです。

実際に3シリーズのラインナップを見てみます。

320dというディーゼルもでる、330eというPHEVモデルが有りこの2グレードは「M SPORT」という表記があります。一方Mモデルと書かれたM340iは価格も他の3シリーズとは300万円ほど違いますし価格も1000万円を超えてきます。

ですから、分かりにくいとは思いますがBMWの3シリーズのトップモデルがM340iだと言うことをまず理解していただいてから次のお話にうつれればと思いますw

M社とは”M Performance Automobile”という別セクション

ー「M」の称号。それは、BMWがサーキットで鍛え上げた、究極のスポーツドライビングの証。M1から連なるレーシングカーのDNAは、今なお進化し、革新の最先端を走り続けている。サーキットから享受されたノウハウを反映し、比類なきハイ・パフォーマンスと革新的なテクノロジーを融合させたMモデルのラインナップは、時代を超えてますます加速を続ける。ーBMW M社公式HPより

先程の3シリーズのトップモデルにも”M”とネーミングが付いているから分かりにくいのですが、M3やM5といった数字が一個のモデルが実はBMW M社のトップレンジに位置するモデル群なのです。(ランドローバー社のレンジローバーみたいな分かりにくさですがw)

ちょっとエンジンが違うだけ、サスペンションがスポーティーなだけとメルセデスやAudiの例をみると考えがちですが最新のBMWはかなり攻めていてなんとボディサイズやデザインが全く違うのです!

(左:M3 右:M340i)

いかがでしょうか?同じ3シリーズとっても全く違う車に仕立て上げてしまったのです。大きなキドニーグリル(豚の鼻みたいな部分w)はデビュー時相当物議を醸しましたが見慣れるとカッコよく見えてくるから車のデザインは不思議です。つまり、M社はBMWの3シリーズとM3を全く違う車だとデザインから主張しているということになり個人的にはここまで差別化を図るのには理由があると思って、猛烈に試乗したくなりwディーラーさんのご厚意でM3と同じプラットフォームである”M4”と”M440i”という2台を一気に試乗させて頂く機会を用意していただきました。まずは2台のスペックをおさらいします。

BMW M4(2023年モデル)
基本価格:1358万円~

エンジン: 3.0リットル6気筒ツインターボ

出力: 約510馬力・トルク: 650Nm
0-100km/h加速: 約3.8秒
駆動方式:標準モデルは後輪駆動、コンペティションモデルではxDrive AWD(オールホイールドライブ)も選択可能
トランスミッション:6速マニュアルまたは8速M Steptronicオートマチック
サスペンション:アダプティブMサスペンションオプション

全長: 約4,790mm
全幅: 約1,870mm
全高: 約1,390mm
ホイールベース: 約2,850mm

BMW M440i(2023年モデル)

基本価格:1096万円~

エンジン: 3.0リットル6気筒シングルターボ
出力: 382馬力・トルク: 500Nm
0-100km/h加速: 約4.4秒
駆動方式:標準モデルは後輪駆動、xDrive AWDも選択可能
トランスミッション:8速スポーツオートマチック
サスペンションとハンドリング:Mスポーツサスペンション

全長: 約4,710mm
全幅: 約1,827mm
全高: 約1,440mm
ホイールベース: 約2,851mm

M340iも十分すぎる速さやスペックを備えているのに、さらにM4は350万円ほど高額で全幅も5cmほどワイドになり出力も大幅に引き上げられていますしご覧の通りデザインもかなり違います。この、BMWの頂点とMのピュアモデルの違いを次回は試乗を通じてお届けしようと思っています。意外とこの価格帯の車でクワイエットラグジュアリー的に車を購入する富裕層は少なくなく(世間体的に)以外と比較レビューは日本のメーカーに忖度しまくりのインチキジャーナリストには出来ないレビューだと思っていますので少しでも気になっている方の参考になればと思っております。