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町中華の鉄板メニュー”半チャンラーメン”をスマホなしで横浜中華街で探してみた

最近中華街の隠れた名店探しにハマっているトモGPです。当ブログではこれまでも横浜中華街のおすすめの名店を多く紹介してまいりました。

www.honknowblog.com

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そんな本場中華街でランチを食べ歩くうちにふとした疑問が湧きあがりました。

「町中華などでよく見る定番メニュー"半チャンラーメン"ってこの中華街にもあるのだろうか?」

というわけで今回はあえてスマホなどでは調べずに、横浜中華街をうろうろしながら定番の王様セットメニューである"半チャンラーメン"を探してみることにしました。

半チャンラーメンとは?

"半チャンラーメン"とはラーメンと半チャーハンがセットになったメニューのことで、誰もが1度は食べた事があるであろう、もはや説明不要の町中華が生み出したキングオブセットメニューのこと。東京は神保町にある「さぶちゃん」というラーメン店が元祖と言われていますが、読者のみなさんもご存知の通りラーメン店や町中華に限らずあらゆる飲食店で目にする事ができる定番のセットメニューです。

200店舗以上の飲食店があるという横浜中華街、当たり前ですがおそらくラーメンもチャーハンもどの店でも食べることはできますが、少なくとも自分が訪れたことのある店で"半チャンラーメン"のセットメニューがあった店はこれまで無かったように思います。通りを歩いてみてもランチメニューや〇〇円で食べ放題!といった看板は多く見かけますが、その中に"半チャンラーメン"の表記はなかなか見つける事ができません。それどころか予想外に"半チャーハン"という単語すら見つける事ができず諦めかけていました。

しかし最後の最後にようやくそれっぽい看板を発見!

"半チャンラーメン"という表記では無いにしろついに見つけた"半チャーハン"という単語。そしてそのメニューの内容はまごうことなき半チャンラーメンではありませんか!

というか半チャーハンという単語を見つけることができた嬉しさと、もうお腹もペコペコということでこの店に突撃することに決めました!

海南飯店

ついに半チャンラーメンを見つけたこのお店の名は"海南飯店"、中華街の目抜き通り沿いにある広東料理のお店です。というか中華街のメインともいえる通りのど真ん中にこんなお店があるなんてこれまで全く気づきませんでした。

「こんなメインの通りに良い店があるわけない」という地元民ならではの最悪な思い込みと、お店のパッと見の外観が観光客向けの食べ歩き専門店に見えることから今まで自分の視界に入っていなかったのかもしれません。しかも平日とはいえ観光客でごった返している中華街のど真ん中でまさかの"並ばずに入れるお店"という味への一抹の不安はあるものの、ノーリサーチでこういったお店に入る機会もなかなかありませんので意を決して早速入店です。

2階席もあるとはいえ比較的狭めな店内、1階は4席というわずかなテーブル席があるだけで、あとはテイクアウト様のメニューを調理するキッチンが大きく店内を圧迫しています。しかし何でしょうか、逆にこの狭さがより本場感を演出している感じがしてなんだかワクワクしますw。店内を忙しなく駆けまわる店員さんと元気な厨房とのやりとりも最高じゃないですか。外に並んでいる人はいないものの、店内は地元民っぽいお客さん達でほぼ満席状態でした。

自分が注文したのはネギそば+半チャーハンに春巻きや点心が付属したお得セット980円、ちなみにネギそば+半チャーハンのみのランチメニューは750円という驚愕の安さです。

おまけとはいえ立派な春巻きにサラダ、ザーサイも、

そしてシウマイと広東料理であるエビ餃子までついていてお得感はたしかに満載です。

そしてこちらが待ちに待ってようやく出会えた中華街の半チャンラーメン!明らかに町中華や定食屋の半チャンラーメンとは雰囲気が異なる感じで一気にテンションが上がります。

実はこの"ネギそば"は海南飯店の名物メニュー、どんぶりの底まで見える澄んだスープに麺とチャーシューとネギという極めてシンプルな構成のラーメン。聞くとラーメンだけではなく汁無しタイプのネギそばも非常に人気のメニューとのことでした。

ごまかしの効かないであろうシンプルな味付けのスープは、ゴマと八角の様な独特な香辛料がほんのり香るとても上品な味わい。中華街ならではの赤いチャーシューのジューシーさも加わり、非常に奥深い一品となっています。ムダを削ぎまくって出来たかの様なネギそば、本当に美味し過ぎます。

そして相棒の半チャーハンは炊飯器に作り置きしてある様なチャーハンではなく、もちろんこのためだけに中華鍋を振るって作っていただいた一品、美味しくないわけがありません。おそらく年季の入りまくったであろう中華鍋で炒められた熱々のチャーハンは超がつくほどの本格派の味わい。決して町中華では出会えない現地の味付けにただただ感動してしまいました。半ではなくフルサイズにしても足りない位、さっぱりしたネギそばとの相性も抜群でこちらもあっという間に完食です。

行き当たりばったりで飛び込んでみたお店はそこまで広くはありませんが店員さんも含めて雰囲気は抜群、そして念願の半チャンラーメンは想像を遥かに上回る美味しさという本当に驚きの連続でした。観光地のど真ん中でも"日本人向けに〜"みたいに変に味付けを変えていないのも最高ですし、逆になぜお店に行列ができていないのか不思議なくらいです。

中華街で念願の半チャンラーメンに出会うことができ、結果として大変気に入ってしまいリピ確定となった広東料理"海南飯店"。何だか訪れる度に同じメニューを頼んでしまいそうですが、そこはグッと堪えて次回は他のメニューにも挑戦してみたいと思います。