いつかは韓国に本場の韓国料理を食べに行きたいと思っているトモGPです。みなさんは”チュクミミナリサムギョプサル”という料理をご存知でしょうか?先日たまたまネットで見かけたこの不思議な名前の韓国料理、一目見た瞬間、そのあまりに美味しそうなビジュアルに目が釘付けになってしまい、いてもたってもいられなくなり実際に食べに行ってまいりましたので今回はその模様をお届けしたいと思います。
韓国料理ONNA
日本最大のコリアンタウンとしても名高い新大久保駅周辺は、新宿区の中でも特に異彩を放つ街です。新大久保駅と直交する大久保通りの両脇には韓国料理や雑貨からコスメなどの店が立ち並び、平日でも多くの人で賑わう観光スポットにもなっています。
美味しいものからおしゃれなカフェまで、これまでも当ブログでは新大久保のおすすめスポットを数多く紹介してまいりました。今回紹介する韓国料理店”ONNA”ももちろんこのエリア、しかもJR新大久保駅から徒歩約3分の場所にあります。
韓国料理店”ONNA”は、新大久保駅前交差点から目抜通りである大久保通りに入ってすぐ左側のビルの3、4階にあります。店の入り口は少しわかりづらいのですが、
この看板が目印です。
店は10:00~0:00と比較的早い時間から夜遅くまでと営業時間は長め。最近テレビでも紹介されたらしく予約しないと入店は厳しいとのことでしたが、訪れたこの日は平日でしかも昼時は避け11:00頃に店を訪れたのですが、入り口から見えるまさかの光景に驚愕しました。3階席はすでに予約で満席、まだ11:00にもなっていないというのに、すでにこれだけ多くの人達がサムギョプサル(おそらく)を食べているではありませんか。正直この日の入店はもう無理かと思われましたが、予約無しでも入店は可能とのこと。もちろん通常は長蛇の列らしいのですが、平日の早い時間ということもあり運良く待たずに滑り込みで入店することができました。
予約無しの4階席もこの様に満席、テレビで紹介されたせいかもともとの店の人気なのかはわかりませんが、とにかく入店できて一安心です。クラブチックなネオンライトがかわいい活気溢れる店内では、いたるところのテーブルでじゅうじゅうと肉を焼く良い音が聞こえ、所狭しとスタッフの人達が走り回っています。
いざメニューを見てみるととどれも美味しそうで本当に目移りしてしまいますがここは初志貫徹、今回の目的であり名物の”チュクミミナリサムギョプサル”を注文しました。
チュクミミナリサムギョプサルとは?
韓国語で”チュクミ”とは「イイダコ」、”ミナリ”とは「セリ」をそれぞれ意味します。つまり”チュクミミナリサムギョプサル”とはイイダコとセリが入ったサムギョプサルのことなのです。そして最近流行りであるチュクミとミナリを使用したサムギョプサルの元祖はなんとこの韓国料理店”ONNA”であるとのこと、そういった経緯もあり余計にこの店は人気だそうです。
韓国料理は味だけではなく、サムギョプサルなど目の前で料理を作ってくれるのも魅力の1つだったりします。ドカッと置かれた豚バラのブロック、迫力満点ですねw。
じゅうじゅうと激しい音をたてて焼き上がっていくブロック肉を店員さんが丁寧にハサミでカットしていきます。
もうこの時点で100点満点w、塩コショウとコチュジャンで食べさせてくれ!という気持ちをグッと堪えて調理を見守ります。
豚肉が焼き上がったらいよいよチュクミ(イイダコ)とミナリ(セリ)の登場です。その他に玉ねぎ、しめじ、ニンニクの芽、トック(餅)を甘辛いタレで和えた材料を加えて炒めます。
うりゃ!と言わんばかりに豪快に入れられた材料は炒められることでとんでもなく良い匂いを放ちます。美味しくないわけがありません。
そして最後にミナリ(セリ)をドサッと加えて、具材を食べやすい大きさにカットし炒めたらいよいよお待ちかね、”チュクミミナリサムギョプサル”の完成です!
まずはそのまま食べてみましょう。余計な脂を出し切ってギュッと旨味を閉じ込める様に焼かれた豚肉は意外にもサラッとした味わいで、豚肉の旨味と甘辛いタレとがこの上なくマッチしそのままでもパクパク食れちゃう美味しさです。甘さの方が強く辛さはほとんど感じられなかったんおで、辛いものが苦手な人でもおそらく大丈夫かと思われます。サムギョプサルの主役である豚肉がちゃんと美味しかったりするのが、この店の人気の秘密なのかもしれません。
外はカリッ中はジュワッの豚肉は食感も抜群で、もうこれと白メシだけで良いのではないか?と思えるほどw。
プリップリのイイダコがまたこの味付けに良く合う!お腹が膨れなければ追加していたほどです。そして全体的にタレの味が強いなか、セリの特徴的な香りと歯応えが絶妙なアクセントになっていて美味しさを更に盛り上げます。セリといえば日本では宮城県が名産地として有名で自分もセリ鍋などは大好きな料理なのですが、実はセリは韓国料理でも広く使われていると今回初めて知りました。
そのまま食べても美味しいのですがここはやはりサンチュやエゴマの歯でくるみ、いろいろと味に変化を加えながら食べるのがベスト。まさにサムギョプサルの醍醐味と言えるでしょう。ちなみにサンチュや唐辛子などのトッピングはおかわりが自由なのも嬉しいポイントです。
そしていよいよ後半戦、ある程度具材がなくなるとおもむろに店員さんがやってきて締めのメニューの準備に入ります。こちらもONNA名物の”焼きとびっ子チャーハン”です。
残った具材を細かくカットしご飯としっかり絡めたら、まるで石焼きビビンバを作るか如く鉄板にご飯を貼り付ける様にして焼いていきます。
最後はハート型に焼き上げて完成ですw。遊び心満点ですがもちろん味も同じく満点。あらゆる旨味を閉じ込めたであろう残ったタレを余すことなくごはんに絡めていますので、美味しくないわけがないのです。とびっ子のプチプチ感もちゃんと残っています。もうほとんどお腹いっぱいのはずなのになぜか余裕で胃袋の中に放り込むことができちゃいます。心も体も満足感でいっぱい、これは人気になるわけです。
自分が帰る頃には予約無しの行列がとんでもないことになっていましたから、お店を訪れる時は予約は必須かと思います、自分も次に訪れる時は必ず予約しますw。元気な店員さんと活気溢れる店内でいただく韓国料理店ONNAの絶品チュクミミナリサムギョプサル、本当におすすめです。