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これぞまさにエンタメの宝石箱!話題のインド映画"RRR"を見逃すな!【レビュー】

映画はできれば映画館で観たいトモGPです。昨年2022年10月に日本で公開されて以来、なんと2023年8月現在に至るまで約1年近く異例のロングランヒットとなった話題のインド映画"RRR"、皆さんはもうご覧になりましたか?

RRR


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以前日本でも話題を集めた"バーフバリ"シリーズのS.Sラージャマウリ監督が手がけた最新作"RRR"

あらすじ

1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため立ち上がったビームと、大義のため英国政府の警察となったラーマ。それぞれに熱い思いを胸に秘めた2人は敵対する立場にあったが、互いの素性を知らずに、運命に導かれるように出会い、無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに、2人は友情か使命かの選択を迫られることになる。(※映画.comより)

97億円というインド映画史上最高額の制作費をかけて作られた本作はインド映画史上初の興行収入10億円越えを記録し、劇中の楽曲「ナートゥ・ナートゥ(Naatu Naatu)」は第95回アカデミー賞でこちらもインド映画史上初となる歌曲賞受賞を果たすという、インド映画史上初の記録を樹立しまくっている超話題作。しかし、私トモGPは正直この作品は全くのノーマークでした。

独自の進化を遂げたインド映画

そもそもこの作品をノーマークだった理由としては、まずシンプルにインド映画自体に興味が無かったからと言えます。自分の中でのインド映画のイメージと言えば”何かと歌って踊っていてミュージカル色が強い”ということと”とにかく長い”ということです。日本で話題となったインド映画といえば90年代後半に公開されある意味一世を風靡したともいえる作品”ムトゥ踊るマハラジャ”でしょう。観たことはなくてもタイトルを耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。インドにおける”映画”とはまさにキングオブエンターテインメントであり、その製作本数は年間700〜800本とアメリカの年間製作本数である約350本の2倍以上であることからもその凄まじい人気がうかがえます。インドは国土が広く多言語国家であるため必然的に本数が多くなってしまうという理由もあるのですが、インド映画製作のメッカであるボンベイはその名称を文字って”ボリウッド”と呼ばれるほど映画産業が盛んな国なのです。


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ただ先ほども書いた通り、ミュージカル色が強く平均上映時間が3時間というインド映画にそこまで興味はなかったのですが、YouTubeで見かけたこのめちゃくちゃなこのアクションシーンのプロモーションムービーに強く魅かれたのと、なんと1年近い異例のロングラン公開ということもあり今回足を運んでみることにしました。

いまだ衰えないその人気

まだまだ全国の劇場で観ることができるとはいえおおよそ1日1回の上映というスタイルがほとんど。それでも1年近い異例のロングランヒット、しかもそれがインド映画というから驚きではありませんか。自分が観ることができた劇場は19:20~の日本語吹替のみ、しかも平日の夜でしたのでほとんど観客はいないかと思いきや座席が半部以上埋まっていたことに驚きました。

"RRR"の魅力

まず結論として観終わった率直な感想は"めちゃくちゃ面白い!"でした。もちろん"面白い"にも様々なジャンルがありますので一概に全ての映画好きにおすすめすることはできませんが、とりあえずキラキラしたエンタメ色の強い作品が好きならば決して観て損は無いと思います。"アクション"、"歌とダンス"、"友情と恋愛"、全てのエンタメ要素を3時間強火で煮込んだ結果めちゃくちゃ美味しくなっちゃった作品、それが"RRR"です。

とんでもアクション

ミッションインポッシブルも裸足で逃げ出す程のとんでもアクションが満載。中には思わず吹き出してしまう様なものもあり、そんなめちゃくちゃなアクションを笑いながら楽しむのもこの作品の醍醐味かと思います。

個人的には主人公の1人、警察官である"ラーマ"が冒頭で何百人という暴徒と化した市民をたった1人で制圧するシーンがとにかくカッコ良くて観ていてとても興奮しました!

圧巻の歌とダンス


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そしてインド映画といえばやはりこれ、歌とダンスです。正直なところ自分はミュージカル要素があまり得意ではありませんし、そもそもインド音楽に関する知識がありません。しかしその気持ち良い独特なリズムとなんだかお経の様にも聴こえる歌は聴いていて非常に心地良く、そこに加えあの圧巻のダンスが加わるものですからこうなるともう目を離すことができません、スクリーンに釘付けです。先程貼った"ナートゥナートゥ"という曲の歌とダンスを観ていただければ、この作品がアカデミー賞歌曲賞を受賞したことも頷けます。

歯が浮く様な友情物語

今作はイギリス統治下のインドが舞台なので、実は時代背景は非常にシリアスですしナイーブなテーマを扱った作品だったりもします。しかしバカにするつもりは全くありませんが内容は非常にベタでひたすらシンプル、良い意味で何も考えず楽しむことができます。もしかしたら吹き替えだからかもしれませんが、今の時代にこのセリフ回しあるの!?というシーンも数えきれないほどあります。しかしそんな小っ恥ずかしい物語りやセリフも何故かストレートに心に響いてしまう不思議な力がこの作品にはあると思います。素直に感動できますし観終わった後も非常に清々しい気持ちになれてしまうのもこの作品の、もしくはそれがインド映画の魅力なのかもしれません。

まとめ

いきなり歌のシーンから始まりますし、始めはやはり"これはインド映画"というフィルターを通して観ていました。しかし物語りが進むにつれそんなことは忘れ、気づけば3時間全く眠くなることもなくトイレも忘れる位ノンストップで楽しむことができました。途中はまるでディズニーランドのアトラクションに乗っている様に感じましたが、観終わった後はもはやディズニーランドを丸1日楽しんだ後の様な充実感w。CGは荒いしアクションはとんでもない上に主人公のビジュアルは決してアイドルの様ではありません(すみません)。もしかしたら映画通とかであれば多少うがった見方もしなければならないのかもしれませんが、そういった気持ちや変な見栄を差し置いて「面白い!!」と言わせるだけの熱量がこの作品にはあります。サブスクやレンタルでの視聴も可能となっていますが、この作品はぜひ劇場の大きなスクリーンと大音量で楽しんでいただきたいと思います。笑って泣いて感動できる最高のインド映画"RRR"おすすめです。

 

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