辛いもの大好きトモGPです。過去にカレー専門店CoCo壱にて10辛も制覇したことのある自分は辛いものが大好き。
先日念願の「辛旨ラーメン日本一」でお馴染みの"蒙古タンメン中本"を初めて実食した際には記事にもさせていただきましたが、なんと今回その蒙古タンメン中本さんがレシピ本を発売するという情報をキャッチしましたので早速予約をして購入することにしました。
蒙古タンメン中本が本気で考えた辛旨レシピ100
なんて尖ったレシピ集なのでしょう。真っ赤な表紙のデザインからしてインパクトは十分、正直なところ果たしてこれがどれ程売れるのかは分かりませんが、刺さる人には刺さる非常に魅力的なレシピ集かと思います。
掲載されているメニューは和洋中満遍無くスタンダードなものばかり、しかし当たり前ですがそのどれもが辛い味付け仕様になっています。蒙古タンメン中本にしかできない、ただ辛いでけではなく辛さの中に絶妙な旨さを感じる「辛旨レシピ」集との本書。確かに自分の様な辛いもの好きにとっては魅力的なメニューばかりです。
というわけで本書のコンセプトでもある「辛旨」の基本となる"辛旨ダレ"を早速作ってみることにしました。材料を混ぜ合わせるだけでコクと旨みと辛みが三位一体となる美味しさを奏でるというこのタレ、果たして実際はどの様な味なのでしょうか?
■実践"辛旨ダレ"
様々な辛旨メニューの基本となる"辛旨ダレ"、作り方は至って簡単。細かい材料や配分は本書を参考にしていただくとして、準備する材料は醤油や砂糖そしてネギやゴマなど基本的にはキッチンや冷蔵庫にある材料ばかり。特別に用意するものとしては味の決め手となる大量の一味唐辛子でしょう。
普段の料理でここまで大量の一味唐辛子を使用することはまず無いので、辛いもの好きの自分ですがこの光景には少しビビってしまいますw。材料の準備が整ったらあとは混ぜるだけで"辛旨ダレ"の完成です。
液体として使用しているのは醤油だけなのですが、ネギなどの具材ととにかく大量の一味唐辛子を使用しているせいか少しどろっとした印象です。
まずは辛旨ダレの味をダイレクトに感じてみたかったのでとりあえず冷奴に乗せて食べてみました。醤油のキレのある塩味にゴマと砂糖のコクが加わり材料は少ないにもかかわらず想像よりも奥深い味わいとなっていることに驚きます。甘辛い醤油ダレにネギやゴマのざっくりとした食感も加わりシンプルにこれだけでも非常に美味しく感じるのですが、少し時間をおいてから来る唐辛子のパンチの効いた辛さがとにかくたまりません。さすが中本、これはかなり辛いですw。ただもちろん個人差はあるでしょうが、中本のラーメンもそうなのですがきちんと美味しさを感じることができる辛さなのです。辛い!けど美味しい!という正に絶妙なバランス、そして一味唐辛子の辛さだけではなく唐辛子自体が持つ風味も感じることができるのがこの”辛旨ダレ”の特徴かなと思います。ただ材料を混ぜただけなのにこの美味しさを実現できていることからこのレシピ本の本気度が伺えます。しかもこのタレは油を一切使用していないので非常にヘルシー、さすがにご飯に直接乗せるのには塩っぱすぎるかと思いますが、納豆や卵かけごはんなんかには非常にマッチしそうです。
今度は市販のインスタントラーメンに使用してみました。よくラーメン店のテーブルの上に置いてある辛味噌ダレのイメージでトッピングしてみました。
食べてみると、先ほどの冷奴とは異なりラーメン自体が熱いせいで冷奴の時と比べより辛さを感じる印象を受けました。ここでもネギやゴマのザクザクとした食感が良いアクセントになり味変だけではなく食感までも変わるのが非常に新鮮で美味しいです。脂多めのしつこいラーメンなんかは味が引き締まりますのでより味変効果を楽しむことができそうです。カップ麺との相性とも良さそうですね。
”辛旨ダレ”、文字通り辛くて美味しい万能醤油ダレで冷蔵庫に常にストックしておきたい一品でした。このタレだけでもこのレシピ集を買う価値はある美味しさで、こうなると他のメニューも楽しみでなりません。”蒙古タンメン中本が本気で考えた辛旨レシピ100”、全ての人におすすめというわけにはいきませんが、辛いもの好きな人であれば一読の価値ありのレシピ集です。