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渋谷”焼肉 高麗亭” 予約がとれない人気の秘密は味だけではなく最高の〇〇があるからだった!

中年になってもごちそうと聞いて真っ先に思い浮かぶのは焼肉、トモGPです。というわけでこれまでも国内外問わず多くの焼肉屋さんを紹介してきたこの”本能ブログ”。

www.honknowblog.com

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様々な焼肉屋を訪れて思うことは”結局肉の良し悪しが店の良し悪しなのでは?”ということ。しかし素材の質がダイレクトにモノを言う焼肉屋において、お店の評価を決める要素は決してそれだけではないということを先日訪れたお店で教わりました。

焼肉 高麗亭

「渋谷にはおばちゃんが口の中にお肉を放り込んでくれる焼肉屋がある」という噂は以前から聞いたことがありました。よく寿司屋で板前さんから直接手渡しで寿司を受け取ってそのまま食べるなんて演出がありますが、この焼肉屋の話を聞いた時はおそらくこのお店もその類なのだろうと思っていました。しかしお店はいつも一杯で予約も1ヶ月2ヶ月先が当たり前、そんなにこのお店は美味しいのかな?なんて気になっていたのですが、今回運良くキャンセルが出たらしく3週間前の予約で入ることができました。

渋谷から青山通りに入った金王坂の途中、位置的には本当に渋谷のど真ん中です。

目の前にはGoogleの日本オフィス、ヒカリエや渋谷ストリームのすぐ側にこんな場所あったっけ?といった感じの古い雑居ビルの地下に目指す”焼肉 高麗亭”はあります。

ビルの中には一応色々なお店や事務所は入っているようですがいかんせん建物が古い、言い過ぎかもしれませんが煌びやかな渋谷の街とは対照的なまるでそこだけ時が止まったかのような様な感じのビルです。

階段を降り通報を進むと看板は見当たらないのですがおそらくここだろうな、といった場所に到着しました。しかし程なくして入り口の暗い雰囲気とは真逆の明るい店員さんが出てらっしゃって店内に誘導していただきました。

店内は個室やお座敷があるものの決して広くはなく雰囲気もかなり歴史がある感じ、聞くと創業53年老舗の焼肉屋さんとのことでした。しかし老舗の人気店にありがちな店員さんが無表情でせわしなく駆け回ってる感じはなく、忙しそうではあるものの決してそんな雰囲気は出さずテーブル1つ1つにとても気を配られている感じが最初とても印象的でした。

そして次に目が行くのが通された先のテーブル。ここ高麗亭は韓国焼肉のスタイル、以前ブログで紹介した新大久保の"本家(ボンガ)"のウサムギョプサルの様にサンチュやキムチなど巻いて食べる具材があらかじめ用意されているのですがそこにはあまり馴染みの無いものも。

サンチュをはじめキムチに韓国海苔にナムルはもはや定番ですね。

しかしこちらの上からエゴマのキムチ、唐辛子の漬物、

そして韓国風の岩海苔なんかは今まで韓国料理は何度も食べてきましたがどれも初めて見るものでした。

はじめに食事のメニューを"おまかせ"にするか"単品"にするか聞かれましたが最初ですしせっかくなので"お任せ"にすることにしました。最初の一品目は牛タン、基本的にお肉は店員さんが焼いてくれる韓国焼肉のスタイル。

裏表とひっくり返しながら手際よくキッチンバサミでチョキチョキ細かく切り分けてくれます。こちらのお腹はすでにペコペコ、もうこのままでも食べたい気持ちをグッと抑えます。

すると突然お店のオモニ(お母さん)がやってきて「食べ方説明するからよく見ててね〜」とおもむろにサンチュにお肉や具材を乗せ始めました。

「海苔は2枚がおすすめね!」など細かいアドバイスを挟みつつなんだかんだほぼ全部乗せ状態でしたがw、

慣れた手捌きでお肉を包み終えるとクルっとこちらの方を向いて、「はい、あーんして♫」って本当に食べさせてくれましたww!

食べさせてくれるという話しは聞いていたものの、やはり実際には少しびっくりしたのとその味がとんでもなく美味しいのとで軽く頭の中が混乱しましたがオモニの「こうすると美味しいでしょう〜」という優しい言葉になぜだかかわからないのですが思わず感動してしましました。

興奮冷めやらぬまま次のお肉ザブトンの到着です。綺麗なサシの入ったお肉は見ただけでその新鮮さがわかります。

もちろんこちらもちゃんと切り分けて焼いてくれます。お肉は新鮮で柔らかくそのまま食べてももちろん美味しいのですが、やはりオモニが教えてくれた様に色々なものを乗せて巻いて食べるのが本当に美味しいです。特にエゴマのキムチと岩海苔は絶品でこれだけ買って帰りたいほど。唐辛子の漬物はピクルスの様な感じで個人的には大好きなのですが辛さが苦手な人には少し辛いかもしれません。

お肉のなかでも特に美味しかったのがほぼ生でも食べられる赤身のヒレ、臭みも無く柔らかくそしてジューシー!本当に最高なのでもしお任せでなくてもこれだけはぜひ押さえておきたい一品です。

さらに見たことの無い様な圧巻のハラミと

まるでサーロインの様な上質な脂の乗ったイチボでお任せコースはフィニッシュでした。そのあとは追加でホルモンやお肉のおかわりを追加できますが流石にお腹はいっぱいw。お肉は全て味がついていて、シンプルに塩コショウなのもあればタレもありとその辺りも飽きることなく楽しむことができました。

まるで田舎のばあちゃんの家に来たかの様なデザートはもはや味とかは関係無くただただほっこりする感じ。お菓子をポリポリ食べながらこのまま寝てしまいたいくらいでした。ちなみに飲み物はウーロン茶を頼んだのですが、グラスが空になるとすぐに駆けつけて継ぎ足してくれるという無限システム、デザートのポリコーンもおかわり自由とのことでしたw。お肉が提供されるスピードは結構早めなのでゆっくり楽しみたい人は「ゆっくりでお願いします」と声かけすればオーケーとのことです。

人気の秘密は”おもてなしの心”

味はもちろんのこと混んでいるのに何とも言えない素敵な居心地の良さを感じるお店”焼肉高麗亭”、創業53年予約の取れない人気店の名は伊達じゃありませんでした。決して演出目的では無い「これが美味しいから食べてみて!」というオモニや人気店でも決して奢らない店員さん達の気持ちの良いマインドが隅々まで染み渡っている感じがとにかく素敵なお店でした。

"おもてなしの心"でその味や印象は大きく変化する、"高麗亭"の人気の秘密はここにあるのだと思います。「また食べたい」だけでは無く「またあそこに行きたい」という気持ちにさせてくれるのが"高麗亭"の大きな魅力だと感じました。ただ美味しい焼肉を食べに行っただけなのになんだかとても貴重な経験をさせてもらった様な気がします。東京の焼肉店は数多く行きましたが個人的に1位2位を争うほどの大好きなお店ができました。早速次回の予約をとって今から楽しみに待ちたいと思います。