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EV買うな!極度の車好きが「EV減退の潮流」が当然だと思うこと。【テスラ】【BYD】

エアコンと航続距離を気にして遠出ドライブしたくない!さじゃんです。本能ブログ編集部は車好きが多く過去にも沢山の車に関する記事をアップしてきました。編集長の私さジャンはマセラティやアウディR8などのスーパーカーから港区男子御用達のGクラスまで様々乗ってきました。

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そんな生粋の車好きの自分も過去にはテスラを購入しようと検討したことが幾度もありました。しかし3,4年前から後述する理由で購入を断念した経緯があり現在の「EV減退の潮流」は個人的には当たり前だと感じていました。

昨年末から世界中でクルマ産業で叫ばれている「EV減退の波」。イーロン・マスク率いるEVの雄テスラも昨年の第4四半期は衝撃の40%減との報道も。高級EVとして販売してきたテスラですがエントリーモデルの大幅値下げや需要予測を下回る出荷台数で7年ぶりの減益に。まずはテスラの不振について取り上げます。

テスラの不振の要因

1.激しい競争: テスラは中国を始めとする世界各国の自動車メーカーからの激しい競争に直面しています。特に中国のBYDやXiaomiといった企業が低価格モデルで市場に参入し、価格競争が激化しています​ 

2.製造上の問題: テスラはカリフォルニアのフレモント工場でモデル3の更新版への移行中に生産が遅れ、またドイツの工場での放火事件により一時的に生産が停止するなど、複数の製造上の問題に直面しています​ 

3.経済環境の変化: 高金利の環境下で消費者の大型購入への意欲が減退しており、テスラは価格を大幅に引き下げることでこれに対処していますが、それが利益率を圧迫し投資家からの懸念を呼んでいます​ 

4.内部のイメージ問題: テスラは自動運転システムや車両の安全性に関する諸問題を抱えており、これが消費者の信頼を損なう原因となっています。さらに、イーロン・マスクCEOの公の発言や政治的な姿勢が一部の顧客を遠ざけているとも指摘されています​ 

5.EVへの興味の冷却: 長期にわたるEVブームの後、消費者の新鮮さが失われつつあることも市場の成長減速に一因とされています。特に米国市場では、昨年は記録的な販売台数を達成しましたが、年末にかけて成長が鈍化しています​ 

これらの要因が複合的に絡み合うことで、テスラは特に厳しい状況に直面しており、その対応策としては製品の革新や市場戦略の見直しが求められています。今後もテスラをはじめとするEVメーカーは、変化する市場環境と消費者ニーズに柔軟に対応していく必要があります。

このニュースは車好きの間では衝撃を持って受け入れられEVに市場で遅れを取っていたはずの日本のトヨタを中心としてハイブリッド車が大きくシェアを伸ばすことに。確かにガソリン車の比率は下がっているものの、EVに取って代わられると言われていたシェアはハイブリッド車の成長がになっておりEV転換がいかに机上の空論だったのかと言うことです。

EU各国に関してはEV優遇税制をほぼ昨年で撤廃。大きな理由がEU外で作られたEVにヨーロッパメーカーが押されているからに他なりません。(自国第一主義的ですねEUも)つまり政策でなんとかEV普及を狙ってきたEUだったのですが結果的に中国生産のBYDやテスラに押される形になり(自動車のシェアではなくEVのシェアという意味で)各国メーカーが次々EV延期(事実上の撤退)を発表する事態に。

自分とトモGPが愛するメルセデスも2030年までの全車EV化を撤回。これは大きなニュースになりましたが、資本関係にあるアストンマーチンも同様にEV投入の延期を発表。

スーパーカーメーカーもエキゾチックカーメーカーも完全にEV減退の方向に転換に迫られています。ここからら自分が考える主なEV減退の理由を考察します。

脅威の値下がり率!EQSは1年で約半額に

2022年に日本導入されたメルセデスのEV版SクラスEQS。2022年の新車価格はEQS450+というグレードで1578万円。つまり、上記の自分が検索したカーセンサーの中古車相場を調べると

たった1年か1年半で半値以下に落ち込む最悪の下落率

になっています。クルマの完成度や航続距離等は従前のEVと比較しても相当高性能なのに(333馬力、航続距離700 km)ここまで値落ちするといくらメルセデスとはいえビジネスとして成立するのか正直心配になります。

テスラのエントリーモデルのモデル3であっても(人気の)700万円オーバーの新車価格に対して3年落ちで300万前後と半額以下になっています。それでもEQSの値落ちに比べればマシなのですが。

今回参考にしたアメリカのクルマ情報サイトの5年間ホールド後のリーセール悪いランキングでしたが、トップのマセラティクアトロポルテで64.5%の値下がり率となっており、モデル3で49.1%、日産リーフで50.8%とこちらも脅威の値下がり率を記録。正直こんなにリセールがひどい車は一般庶民がおいそれと買い替えられず廃車になるまでのり続けても完全に赤字でローンで買うと確実に精算時に(売却時)マイナスになり、追い金を払って売却するという流れになります。

車購入の費用をドブに捨てても大丈夫!という庶民以外は絶対に手を出してはいけないのがEV車なのです。日本のみならず世界的にリセールがひどい傾向にあり、中古車市場が崩壊していると言っても過言ではありません。もう一度言います、

富裕層以外は絶対にEVを買ってはなりません

本当に強く強調したいと思っています。車好きの自分もリセールを気にして毎回車選びをしていませんが、流石にEVだけは怖くて買えません。

年々目減りする航続距離

電気自動車(EV)の航続距離は、使用と共に徐々に減少します。具体的には、多くのEVのバッテリー性能は、年間約1%から2%のペースで劣化するとされています。また、気温が低い環境下では、バッテリーの効率が落ちるため、航続距離が最大で約40%低下することも報告されています。このような技術的な制約を考えると、特に寒冷地での使用や長期間にわたる耐久性を重視するユーザーにとって、EVの購入は推奨しにくい場合があります。

こちらのモデル3オーナーの記録だと、新車時532kmの航続距離が2年で468kmへと大規模に減少。2年で64kmも減ってしまい年間32kmも走れなくなる結果に。スマホやiPhoneがそうであるようにリチウムイオンバッテリーの宿命とも言える結果ですが2年で12.5%も減少するとは。。。。リセールがひどい理由はこの辺にもあると考えます。インフラ整備を理由にEV購入を見送る方も多いと聞きますが年々日本でもEVスポットは増えてきています。しかし、物理的に最低でも30分は充電時間がかかりお盆やGWの高速道路ではまず間違いなくEVスポットは満車になっていると思われ

遠出をたまにする家族やドライブ好きの方にも不向き

としか言いようがなく、どの角度で切り取っても現状EVを買うなとしか言えないですし、今は絶対に一般庶民は買わないほうが経済的損失はないと思います。自動運転や先進性は現代のガソリン車でもテスラ車と同等またはそれ以上の自動運転を実現しているメーカーも多数あり、先進性というメリットですら怪しくなっています。

皆さんのお財布を守るためにも1000万ぐらいドブに捨てても良いという方以外は絶対にEVは勧めませんと強くお伝えてしたいと思っています。