”激辛”がもはやブームではなく普通に食事のジャンルとして定着した様に感じているトモGPです。激辛といえば当ブログでもお馴染みの”蒙古タンメン中本”など有名なお店が多数存在しますが、いま1番ホットな激辛グルメといえばやはり”麻辣湯(マーラータン)”でしょう。なかでも女性を中心に大人気の薬膳スープ春雨店”七宝麻辣湯(チーパオマーラータン)”を今回はご紹介したいと思います。
そもそも”麻辣湯(マーラータン)”とは?
(公式HPより引用)
”麻辣湯(マーラータン)とは、中国で親しまれている春雨や野菜などの具材を煮込んだスープです。発祥は四川省と言われていますが、現在は中国全土はもとより世界中に広まっています。
味も製法もお店によって千差万別ですが、スープに“麻(マー)”と表現される、ビリビリと痺れる辛さをもたらす「花椒」というスパイスと、ピリ辛を意味する“辣(ラー)”をもたらす唐辛子を使うのはほとんどのお店で共通しており、これが料理名「麻辣湯(マーラータン)」の語源となっています。(公式HPより引用)”
チーパオマーラータンの公式HPにはマーラータンの説明としてこの様に記されていますが、食べたことがない人は中華料理の”火鍋”をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。
コンセプトは”美容健康・医食同源”
チーパオマーラータンのスープは鶏や豚を丹念に煮込み、さらに30種類以上の薬膳スパイスを組み合わせて作られています。薬膳のほとんどは中国では漢方薬として使われているもので、痩身や健胃など様々なデトックス効果が期待できます。さらに美肌を作るコラーゲンがたっぷりで、唐辛子のカプサイシンは脂肪を燃焼させる効果もあります。さらにはトッピングには食物繊維豊富なたっぷりの野菜と、とにかくダイエットに最適なヘルシーフード、それがチーパオマーラータンなのです。
あの「神の舌を持つ男」石神秀幸プロデュース
そんなチーパオマーラータンをプロデュースするのは「神の舌を持つ男」というあだ名のラーメン評論家として以前メディアにも多く登場していたあの石神秀幸さんなのです。約20年前に、中国本土で”新しいB級グルメ”として流行っていた”マーラータン”と出会い、実際に中国の店で修行をし2007年渋谷に1号店をオープンさせたとのこと。スープに改良を加えながらじわじわと客足を伸ばしいまや都内を中心に約20店舗、どの店舗も大人気で特に恵比寿店は2時間待ちの行列ができる日もあるとのことです。
・激辛
・ヘルシー
・石神秀幸プロデュース
まさにこれら3つの要素がいまの激辛ブームや健康志向の風潮とマッチし、”チーパオマーラータン”がここまで大ブレイクする大きなきっかけになったのだと思います。しかし人気になるには決してそれだけではなく、料理として最も基本的な”美味しい”という要素が不可欠なはず。というわけで自分もオープンしたての横浜関内店にてチーパオマーラータンを初体験してまいりました!
七宝麻辣湯 関内店
チーパオマーラータン関内店は市営地下鉄ブルーライン関内駅3番出口を出てすぐ、国道16号線沿いにあります。
訪れたのは平日13時過ぎ、店頭には7〜8人お客さんが並んでいますが、果たしてこれが混んでいるのか空いているのかは正直よくわかりませんが、15分ほどの待ち時間で無事に入店成功です。トッピングの食材を入れるボールを抱えて皆で待合席で待機する姿はなかなか滑稽で面白いですw。
注文システムは以下の通り。
その1:好きな具材を選ぶ(1g : 3.1円の量り売り・別料金のトッピングも)
その2:スープの辛さ・麺の種類・追加トッピングを選ぶ
その3:着席
という流れになります。
スーパーの野菜売り場の様なトッピングコーナーは本当に種類が豊富であれもこれも食べたくなってしまいます。ちなみに自分のオーダーはこちら
・ノーマルスープ 2辛
・通常の春雨
・トッピング(トマト、ブロッコリー、ほうれん草、キクラゲ、うずら、ワンタン、エビ団子)
多少欲張り過ぎなトッピングですが楽しみに待ちましょう。
そして到着したマーラータンがこちら、豪華な見栄えでテンションが一気に上がります。テーブルに置かれた瞬間に漂う薬膳スパイスの香りは一見すると火鍋に似た感じはあるものの、同じスパイス料理であるスープカレーのそれとも少し似ていて、より強烈に食欲を掻き立てられます。
しっかり火の通った具材は色鮮やかにバランスも良く、やはり多少入れ過ぎな感じはしますが我ながらナイスチョイスだったように思いますw。
まずはスープから。正直味は一般的な火鍋とそれほど変わらないのでは?と思っていました。しかしそこはラーメン王 石神秀幸プロデュース、スープは輪郭のはっきりとした味つけでコクと奥行きもあり、ヘルシー志向とは真逆の味つけなのが個人的には非常に好みです。さらに花椒の痺れる様な辛さが相まって美味しさが爆上がりしてます。これは美味しい。
しかし辛い!w。自分のスープは2辛ですが、僅か2辛なのにこの辛さ。決して激辛で売っているお店ではないのにかなり本格的な辛さで非常に驚きました。花椒のしびれる辛さ、最高です。
もう一つ驚いたのが春雨のモチモチ感、モチモチ過ぎて噛みきれませんw。でも喉越しツルツルで春雨なのに食べ応えがあってお腹もしっかり一杯になります。これで体に良いというのは確かに人気が出るわけです。本当にめちゃくちゃ美味しいですし、特に辛いもの好きであれば確実にハマると思います。
それにしても男性客が全くと言って良いほどおらず、気付けば厨房を深め男は自分1人w。ジャンルが"薬膳スープ春雨"ということで、ガッツリ系の男性には敬遠されがちですが、そこはラーメン王こと石神秀幸プロデュースですので自分の様なラーメンファンもしっかり満足できるかと思います。とりあえずは自分好みのトッピングやアレンジを探しつつ、しばらく通い詰めて楽しんでいきたいと思います。